アルベルト・バティルガジエフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 03:36 UTC 版)
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2021年
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基本情報 | |
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本名 | アルベルト・ハンブラトヴィチ・バティルガジエフ |
通称 | AL BA |
階級 | スーパーフェザー級 |
身長 | 167cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1998年6月23日(27歳) |
出身地 | ダゲスタン共和国ババユルト |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 13 |
勝ち | 12 |
KO勝ち | 8 |
敗け | 1 |
獲得メダル | ||
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男子 ボクシング | ||
オリンピック
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金 | 2020 東京 | フェザー級 |
アルベルト・バティルガジエフ(英語: Albert Batyrgaziev、ロシア語: Альберт Батыргазиев、1998年6月23日 - )は、ロシアのプロボクサー。ダゲスタン共和国ババユルト出身。元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者。
来歴
10代の頃はキックボクシングの王者だったが、2016年から本格的にボクシングを始めた。
アマチュア時代
2019年9月、世界選手権にフェザー級(57kg)で出場し、準々決勝でキューバのラザロ・アルバレスに敗れた[1]。
2020年7月、プロデビューを果たした。
2021年8月、東京オリンピックにフェザー級(57kg)で出場し、決勝でアメリカのデューク・ラガンを3-2の判定で破り、オリンピック史上初のプロボクサーとして金メダルを獲得した[2]。
プロ時代
2020年7月3日、プロデビュー戦となったモスクワのソビエト・ウィングス・スポーツ・パレスにて、アルメン・アタエフとWBA東アジアスーパーフェザー級王座決定戦を行い、7回終了時TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。
2023年2月4日、セルプホフで元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者のジェスレル・コラレスと対戦し、9回28秒にコラレス側からタオルが投入されTKO勝ちを収めた[4]。
2024年7月12日、セルプホフのIBAコロシアムにてWBA世界スーパーフェザー級2位のジョノ・キャロルとウクライナ侵攻以降ロシア国内で初めてとなるWBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦を行い、9回55秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2025年3月7日、モスクワのダイナモ・バレーボール・アリーナでWBA世界スーパーフェザー級15位のネリ・ロメロとWBA暫定世界同級タイトルマッチを行い、3回にロメロの右ストレートでダウンを奪われ、続く4回に左ストレートからの右フックでダウンを奪い返すも、倒れたロメロに左で加撃したため減点1を科せられ、再開後にバティルガジエフの右フックで再びダウンを奪い、ダウン応酬の末に12回3-0(116-108、115-109、113-110)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。
2025年7月2日、イスタンブールのリクソス・テルサネ・イスタンブールで元IBO世界フェザー級王者およびWBA世界スーパーフェザー級5位のジェームス・ディケンズとWBA暫定世界同級タイトルマッチを行うも、4回にディケンズの左ストレートで2度もダウンを奪われ、バティルガジエフ陣営からタオルが投入されプロ初黒星となる4回2分26秒KO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した。
戦績
- プロボクシング:13戦 12勝 (8KO) 1敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2020年7月3日 | ☆ | 7R 終了 | TKO | アルメン・アタエフ | ![]() |
プロデビュー戦 WBA東アジアスーパーフェザー級王座決定戦 |
2 | 2020年8月22日 | ☆ | 10R 1:38 | TKO | エルジャン・トゥルグンベコフ | ![]() |
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3 | 2021年1月29日 | ☆ | 7R 2:07 | TKO | シブシソ・ジンガンジ | ![]() |
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4 | 2021年10月11日 | ☆ | 2R 1:57 | KO | スアト・レーズ | ![]() |
WBO欧州フェザー級王座決定戦 |
5 | 2021年12月24日 | ☆ | 4R 2:25 | TKO | フランクリン・マンサニジャ | ![]() |
IBFインターコンチネンタル・EBPユーラシアフェザー級王座決定戦 |
6 | 2022年4月2日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヘイバトゥラ・ハジャリエフ | ![]() |
EBPユーラシアライト級王座決定戦 |
7 | 2022年11月11日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | リカルド・ヌニェス | ![]() |
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8 | 2023年2月4日 | ☆ | 9R 0:28 | TKO | ジェスレル・コラレス | ![]() |
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9 | 2023年7月28日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | フランシス・ビジャル・フロメタ | ![]() |
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10 | 2023年10月19日 | ☆ | 5R 1:48 | KO | エンダー・ルセス | ![]() |
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11 | 2024年7月12日 | ☆ | 9R 2:23 | TKO | ジョノ・キャロル | ![]() |
WBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦 |
12 | 2025年3月7日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ネリ・アリエル・クルス・ロメロ | ![]() |
IBA世界スーパーフェザー級王座決定戦 WBA暫定防衛1 |
13 | 2025年7月2日 | ★ | 4R 2:26 | KO | ジェームス・ディケンズ | ![]() |
WBA暫定・IBA陥落 |
テンプレート |
獲得タイトル
脚注
- ^ “AIBA Men's World Boxing Championships 2019”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2024年7月14日閲覧。
- ^ Albert Batyrgaziev of ROC wins men’s featherweight boxing gold Olympics 2021年8月5日
- ^ ALBERT BATYRGAZIEV: A NEW RUSSIAN STAR IS ON THE RISE リングマガジン 2020年7月9日
- ^ “Albert Batyrgaziev Breaks Down, Stops Jezreel Corrales in Nine Rounds”. Boxing Scene.com. 2022年2月4日閲覧。
- ^ ALBERT BATYRGAZIEV DROPS, STOPS JONO CARROLL IN 9TH ROUND, WINS INTERIM WBA TITLE リングマガジン 2024年7月13日
関連項目
外部リンク
- アルベルト・バティルガジエフ (@alba_boxing) - Instagram
- アルベルト・バティルガジエフの戦績 - BoxRec
暫定王座決定戦 対戦者 ジョノ・キャロル |
WBA世界スーパーフェザー級暫定王者 2024年7月12日 - 2025年7月2日 |
次暫定王者 ジェームス・ディケンズ |
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