ジェームス・ディケンズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジェームス・ディケンズの意味・解説 

ジェームス・ディケンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/25 20:54 UTC 版)

ジェームス・ディケンズ
基本情報
通称 Jazza(ジャザ)
階級 スーパーフェザー級
身長 165cm
リーチ 160cm
国籍 イギリス
誕生日 (1991-04-12) 1991年4月12日(34歳)
出身地 リヴァプール
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 41
勝ち 36
KO勝ち 15
敗け 5
テンプレートを表示

ジェームス・ディケンズ(James Dickens、1991年4月12日 - )は、イギリスプロボクサーリヴァプール出身。現WBA世界スーパーフェザー級暫定王者

来歴

スーパーバンタム級

2011年1月22日、地元リヴァプールにてプロデビュー戦を行い4回判定勝ち。

2013年3月30日、地元リヴァプールのエコー・アリーナにてジョン・フェルナンデスとBBBofCイングランドスーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年9月14日、ロザラムのマグナ・サイエンス・アドベンチャー・センターにてキッド・ガラハドとBBBofC英国スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回1分34秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗、イングランド王座に次ぐBBBofC2種王座制覇とはならなかった[1]

2016年7月16日、カーディフアイス・アリーナ・ウェールズ英語版にてWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドウとWBA世界同級タイトルマッチを行うも、2回終了時にディケンズが顎を骨折した為棄権を申し出てTKO負けを喫し王座獲得に失敗した[2][3]

フェザー級

2019年7月12日、リヴァプールのリヴァプール・オリンピアにてナサニエル・メイとIBFヨーロッパフェザー級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2019年10月4日、ヨーク・ホール英語版にてカルロス・ラモスとトーナメント戦ゴールデン・コントラクトフェザー級1回戦およびIBFヨーロッパ同級タイトルマッチを行い、10回3-0の判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2020年2月21日、ヨーク・ホールにてWBOヨーロッパフェザー級王者リー・ウッドとゴールデン・コントラクト同級準決勝およびWBOヨーロッパ同級タイトルマッチを行い、10回2-0(95-95、96-94、96-95)の判定勝ちを喫し収め王座獲得に成功したとともに決勝に進出した[4]

2020年12月2日、サウス・カークビーのプロダクション・パークにてライアン・ウォルシュとゴールデン・コントラクトフェザー級決勝およびWBOヨーロッパ同級タイトルマッチを行い、10回3-0の判定勝ちを収め初防衛に成功したとともにトーナメント優勝を果たした。

2021年1月26日、ジョシュ・ワーリントンの王座返上に伴い、IBFによりIBF世界フェザー級1位のキッド・ガラハドと同級3位のディケンズの間でIBF世界フェザー級王座決定戦を行うよう指令が出され[5]、2月4日にIBF世界フェザー級王座決定戦の入札でMTKグローバルが落札したことが明らかにされた[6][7]

2021年8月7日、ブレントウッドのマッチルーム・ボクシング本部にてキッド・ガラハドと約8年ぶりの再戦となるIBF世界フェザー級王座決定戦を行うも、ディゲンズが11回終了時に棄権した為TKO負けを喫し王座を獲得出来なかった[8][9]

スーパーフェザー級

2025年2月15日、マンチェスターCo-op Liveゼルファ・バレット英語版とWBAインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦を行い、10回3-0(97-93×2、96-94)の判定勝ちを収め王座を獲得した[10][11]

2025年7月2日、イスタンブールのリクソス・テルサネ・イスタンブールでWBA世界スーパーフェザー級暫定王者IBA世界同級王者のアルベルト・バティルガジエフとWBA暫定・IBA世界同級タイトルマッチを行い、4回2分26秒KO勝ちを収め両王座を獲得し暫定ながら主要団体であるWBA王座を獲得、無敗記録を保っていたバティルガジエフに初黒星を与えた[12][13]

2025年12月27日、サウジアラビア・リヤドのモハメド・アブド・アリーナにてWBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗とWBA世界同級暫定王座の初防衛戦を行う予定。

戦績

  • プロボクシング:41戦 36勝 (15KO) 5敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2011年1月22日 4R 判定
1-0
パベレス・センコフス  ラトビア プロデビュー戦
2 2011年3月26日 1R 1:23 TKO サリ・ムスタフォフ  ブルガリア
3 2011年5月20日 4R 判定
1-0
ストヤン・セルべソフ  ブルガリア
4 2011年7月30日 4R 判定
1-0
チュック・ジョーンズ イギリス
5 2011年9月30日 4R 判定
1-0
クリス・ライリー イギリス
6 2011年11月12日 2R 終了 TKO ジェームズ・アンクリフ イギリス
7 2011年12月16日 4R 判定
1-0
ドギー・カラン イギリス
8 2012年2月4日 6R 判定
1-0
バリントン・ブラウン イギリス
9 2012年3月10日 3R 1:28 TKO ジャニス・パクシンズ  ラトビア
10 2012年4月21日 4R 0:54 TKO ユリー・ボロニン  ウクライナ
11 2012年7月29日 6R 判定
1-0
クリスチャン・ライト イギリス
12 2012年10月5日 6R 2:36 TKO マイケル・イサック・カレーロ ニカラグア
13 2012年11月24日 8R 判定
1-0
フランクリン・バレラ ベネズエラ
14 2013年3月30日 10R 判定 3-0 ジョン・フェルナンデス イギリス BBBofCイングランドスーパーバンタム級王座決定戦
15 2013年5月24日 10R 判定
1-0
ダイ・デービス イギリス
16 2013年7月6日 4R 判定
1-0
レイナルド・カジナ ニカラグア
17 2013年9月14日 10R 1:34 TKO キッド・ガラハド イギリス BBBofC英国スーパーバンタム級王座決定戦
18 2014年3月8日 6R 判定
1-0
クシシュトフ・ロゴスキー ポーランド
19 2014年10月25日 2R 2:00 TKO ジョルジ・ガチェチラゼ ジョージア
20 2015年3月6日 12R 判定 3-0 ジョシュ・ウェール イギリス BBBofC英国スーパーバンタム級王座決定戦
21 2015年7月25日 6R 判定
1-0
アーノルド・ソラノ ニカラグア
22 2015年11月20日 12R 判定
2-1
マーティン・ウォード イギリス BBBofC英国防衛1
23 2016年3月12日 6R 終了 TKO レイナルド・カジナ ニカラグア
24 2016年7月16日 2R 終了 TKO ギレルモ・リゴンドー  キューバ WBAスーパー・世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
25 2017年5月13日 9R 1:12 負傷判定 0-3 トーマス・パトリック・ウォード イギリス BBBofC英国スーパーバンタム級タイトルマッチ
26 2018年3月2日 5R TKO バルニイ・アルゲジェス パナマ
27 2018年7月27日 1R 2:28 KO パブロ・ナルバエス ニカラグア
28 2018年11月9日 1R 2:47 TKO ミゲル・エンカルナシオン ドミニカ共和国
29 2019年4月19日 5R 0:28 TKO ナシブ・ラマドハニ タンザニア
30 2019年7月12日 10R 判定 3-0 ナサニエル・メイ オーストラリア IBF欧州フェザー級王座決定戦
31 2019年10月4日 10R 判定 3-0 カルロス・ラモス スペイン IBF欧州防衛1
32 2020年2月21日 10R 判定 2-0 リー・ウッド イギリス WBO欧州フェザー級タイトルマッチ
33 2020年12月2日 10R 判定 3-0 ライアン・ウォルシュ イギリス WBO欧州防衛1 / ゴールデンコントラクトフェザー級トーナメント決勝
34 2021年8月7日 11R 終了 TKO キッド・ガラハド イギリス IBF世界フェザー級王座決定戦
35 2022年4月22日 5R 2:52 KO アンドニ・ガゴ スペイン
36 2022年10月15日 12R 判定 3-0 レラト・ドラミニ 南アフリカ共和国 IBO世界フェザー級王座決定戦
37 2023年7月22日 10R KO アンドレス・ソーサ アルゼンチン IBO陥落
38 2024年6月29日 6R 1:27 TKO ハイロ・フェルナンド・デュラン ホンジュラス
39 2024年9月6日 7R 0:19 TKO エドゥアルド・マンシト フィリピン
40 2025年2月15日 10R 判定 3-0 ゼルファ・バレット イギリス WBAインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦
41 2025年7月2日 4R 2:26 KO アルベルト・バティルガジエフ ロシア WBA暫定・世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
42 2025年12月27日 - - - 堤駿斗 (志成) 日本 WBA暫定・世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ Kid Galahad Stops Jazza Dickens: Fury and Eubank Win”. Boxing Scene.com (2013年9月14日). 2013年9月15日閲覧。
  2. ^ “El Chacal” Breaks Jazza’s Jaw WBA公式サイト 2016年7月16日
  3. ^ リゴンドウが2回TKO勝ち、フラナガンも防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月17日
  4. ^ Jazza Dickens To Face Ryan Walsh After Outpointing Leigh Wood”. BoxingScene.com. 2019年2月21日閲覧。
  5. ^ Jazza Dickens Weighs Options As Purse Bid Looms For Galahad Title Fight”. Boxing Scene.com (2021年1月27日). 2021年1月28日閲覧。
  6. ^ IBFフェザー級王座決定戦 ギャラードvs.ディケンズ MTKグローバル落札”. Boxing News(ボクシングニュース) (2021年2月5日). 2021年2月5日閲覧。
  7. ^ Galahad-Dickens: MTK Global Wins Purse Bid For Vacant IBF Featherweight Title Fight”. Boxing Scene.com (2021年2月5日). 2021年2月6日閲覧。
  8. ^ ギャラードがディゲンズを終盤ストップ IBFフェザー級決定戦”. Boxing News(ボクシングニュース) (2021年8月8日). 2021年8月8日閲覧。
  9. ^ Kid Galahad Beats Down, Stops Jazza Dickens in Eleven For IBF Title”. Boxing Scene.com (2021年8月8日). 2021年8月9日閲覧。
  10. ^ James 'Jazza' Dickens revives career with upset of Zelfa Barrett”. Boxing Scene. 2025年2月16日閲覧。
  11. ^ Jazza Dickens outboxes Zelfa Barrett over 10 rounds”. Boxing News Online. 2025年2月16日閲覧。
  12. ^ Underdog Jazza Dickens blasts out hard-hitting Albert Bartyrgaziev to claim interim title”. Boxing Scene. 2025年7月2日閲覧。
  13. ^ Jazza Dickens Stuns Albert Batyrgaziev With 4th Round KO, Wins WBA Interim World Junior Lightweight Title”. The Ring. 2025年7月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

前暫定王者
アルベルト・バティルガジエフ
WBA世界スーパーフェザー級暫定王者
2025年7月2日 - 現在
次暫定王者
N/A



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ジェームス・ディケンズのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェームス・ディケンズ」の関連用語

ジェームス・ディケンズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェームス・ディケンズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジェームス・ディケンズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS