キッド・ガラハド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 16:42 UTC 版)
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基本情報 | |
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本名 | アブドゥル・バリー・アワド |
階級 | ライト級 |
身長 | 169cm |
リーチ | 170cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1990年3月3日(35歳) |
出身地 | ![]() |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 28 |
KO勝ち | 17 |
敗け | 3 |
キッド・ガラハド(Kid Galahad、1990年3月3日 - )は、イギリスのプロボクサー。カタールのドーハ出身。本名アブドゥル・バリー・アワド。元IBF世界フェザー級王者。
来歴
人物
カタールのドーハにて、イエメン人の両親のもとに生まれる。カタール軍に属していた父親が湾岸戦争終結後に解放された後、幼少時に両親とともにイングランドのリヴァプールへと移住し、12歳の時にシェフィールドへ引っ越した[1]。
ボクシングは13歳の時にナジーム・ハメドのトレーナーであったブレンダン・イングルの元で始めた。これは当時ガラハドがモスクで憧れのハメドに偶然出会った際、世界王者になりたいと言ったところ、彼からイングルのジムに行くことを直接勧められたことがきっかけである[1]。キッド・ガラハドというリングネームはイングルによって付けられたものであり、1962年のエルヴィス・プレスリー主演の同名映画から取っている[2]。
バンタム級
2009年9月5日、ワトフォードにてバンタム級でプロデビュー戦を行い、判定勝ちを収めた[3]。
スーパーバンタム級
2012年2月18日、ロザラムのマグナ・サイエンス・アドベンチャー・センターでジェイソン・ブースとWBCインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(120-109、118-111、118-110)の判定勝ちを収め王座を獲得した[4]。
2012年5月12日、シェフィールドのヒルズボロ・レジャー・センターでジョシュ・ウェイルと対戦し、9回終了時ドクターストップによるTKO勝ちを収め初防衛に成功した[5]。
2013年9月14日、ロザラムのマグナ・サイエンス・アドベンチャー・センターでジェームズ・ディケンズとBBBofC英国スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回1分34秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[6]。
2014年3月22日、シェフィールドのポンズ・フォージでセルヒオ・プラドとEBUスーパーバンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、120-108、118-110)の判定勝ちで王座を獲得した[7][8]。
2014年5月10日、シェフィールドのポンズ・フォージでフレッド・ムンドレイビーとコモンウェルスイギリス連邦スーパーバンタム級王座決定戦を行い、ムンドレイビーが4回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め王座を獲得した[9]。
2014年9月20日、シェフィールドのポンズ・フォージでアデイルソン・ドス・サントスとIBFスーパーバンタム級ユース王座決定戦を行い、12回3-0(119-107、120-105、117-109)の判定勝ちを収め王座を獲得した[10]。
2015年5月、薬物検査で禁止薬物のアナボリックステロイドの一種であるスタノゾロールが検出されたため、イギリスアンチ・ドーピング機関(UKAD)により2年の資格停止処分を受けた。ガラハドは、兄弟間の諍いを理由に兄のマジードが自分のプロテインシェーカーにステロイドを盛ったのだとして潔白を主張し、マジード本人も弟が自分に10,000ポンドを貸してくれなかったからやったと自白したが、UKADは処分を取り消すことはしなかった[11][12][13]。
2016年3月、本来であれば前戦から2年後となる2016年9月まではリングに上がれないはずだったが、弁護団の上訴により処分が6か月短縮し、UKADからも復帰の許可が下りた[14]。
ライト級
2016年4月30日、ウィガンのDWスタジアムでシマス・ボロシナスとライト級契約6回戦を行い、4回TKO勝ちを収め復帰戦を勝利で飾った[15]。
フェザー級
2017年7月15日、ウェンブリーのウェンブリー・アリーナでホセ・カイエターノとIBFインターコンチネンタルフェザー級王座決定戦を行い、10回TKO勝ちを収め王座を獲得した[16]。
2018年10月20日、ボストンのTDガーデンでトカ・カーン・クレイリーとIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(118-110×2、115-113)の判定勝ちを収めジョシュ・ワーリントンへの挑戦権を獲得した[17]。
2019年6月15日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナでIBF世界フェザー級王者のジョシュ・ワーリントンと対戦し、12回1-2(113-116、115-113、112-116)の判定負けを喫し王座を獲得出来なかった[18][19]。
2020年2月8日、シェフィールドのシェフィールド・アリーナで元WBA世界フェザー級暫定王者のクラウディオ・マレロとIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、マレロが8回終了時に棄権した為TKO勝ちを収めジョシュ・ワーリントンへの挑戦権を獲得した[20]。
2021年1月26日、ジョシュ・ワーリントンの王座返上に伴い、IBFによりIBF世界フェザー級1位のガラハドとIBF世界フェザー級3位のジェームズ・ディケンズの間でIBF世界フェザー級王座決定戦を行うよう指令が出され[21]、2月4日にIBF世界フェザー級王座決定戦の入札でMTKグローバルが落札したことが明らかにされた[22][23]。
2021年8月7日、ブレントウッドのマッチルーム・ボクシング本部でジェームズ・ディケンズとIBF世界フェザー級王座決定戦を行い、ディゲンズが11回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め王座を獲得した[24][25]。
2021年8月9日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツと契約した[26]。
2021年11月13日、シェフィールドで元IBF世界スーパーバンタム級王者でIBF世界フェザー級15位のキコ・マルチネスと対戦し、6回TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[27]。
ライト級復帰
2022年9月24日、ノッティンガムでIBO世界ライト級王者のマキシ・ヒューズと対戦し、12回0-2(111-117、113-114、114-114)の判定負けを喫し王座を獲得出来なかった[28]。
獲得タイトル
- WBCインターナショナルスーパーバンタム級王座(防衛1)
- BBBofC英国スーパーバンタム級王座
- EBUスーパーバンタム級王座
- コモンウェルスイギリス連邦スーパーバンタム級王座
- IBF世界スーパーバンタム級ユース王座
- IBFインターコンチネンタルフェザー級王座
- IBF世界フェザー級王者(防衛0)
脚注
- ^ a b “Kid Galahad: ‘I’ve got no kids, no girlfriend, no social life – just boxing”. The Guardian (2019年6月14日). 2019年6月15日閲覧。
- ^ “7 things you REALLY need to know about British boxing sensation Kid Galahad”. The Mirror (2014年5月9日). 2014年5月10日閲覧。
- ^ “Richard Towers, Abdul Barry Awad Backed By Ingle”. Boxing Scene.com. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “Kid Galahad, Eubank Jr. Overcome Adversity To Win Bouts”. Boxing Scene.com (2012年2月18日). 2012年2月19日閲覧。
- ^ “Junior Witter Beats Lynes: Galahad and Eubank Win”. Boxing Scene.com (2012年5月12日). 2012年5月13日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Stops Jazza Dickens: Fury and Eubank Win”. Boxing Scene.com (2013年9月14日). 2013年9月15日閲覧。
- ^ “Kid Galahad wins European super-bantamweight title”. BBC (2014年3月23日). 2014年3月24日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Eyes World Title Shot Within Two Fights”. Boxing Scene.com (2014年5月10日). 2014年5月11日閲覧。
- ^ “Hughie Fury Moves Forward, Kid Galahad Wins Gold”. Boxing Scene.com (2012年5月12日). 2012年5月13日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Stays Unbeaten, Calls Out Carl Frampton”. Boxing Scene.com (2014年9月20日). 2014年9月21日閲覧。
- ^ “Undefeated British boxer Kid Galahad blames BROTHER after being given two-year drug ban”. The Mirror (2015年5月12日). 2015年5月13日閲覧。
- ^ “UKAD Upholds Kid Galahad Two-Year Ban”. Boxing Scene.com (2014年7月24日). 2014年7月25日閲覧。
- ^ “2-year doping ban upheld against British boxer Kid Galahad”. AP News (2014年7月24日). 2014年7月25日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Has Been Cleared To Fight Again By UKAD”. Boxing Scene.com (2016年3月10日). 2016年3月11日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Lands Spot on Fury-Klitschko II Card”. Boxing Scene.com (2016年5月15日). 2016年5月16日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Stops Jose Cayetano To Capture IBF Regional Title”. Boxing Scene.com (2017年7月16日). 2017年7月17日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Out-Boxes Toka Khan Clary, Wins IBF Eliminator”. Boxing Scene.com (2018年10月21日). 2018年10月22日閲覧。
- ^ “ウォーリントン2-1判定勝ち IBFフェザー級V2”. Boxing News(ボクシングニュース) (2019年6月16日). 2019年6月16日閲覧。
- ^ “Josh Warrington beats Kid Galahad to retain IBF world featherwight title”. BBC (2019年6月16日). 2019年6月17日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Breaks Down, Stops Claudio Marrero in Eliminator”. Boxing Scene.com (2020年2月9日). 2020年2月10日閲覧。
- ^ “Jazza Dickens Weighs Options As Purse Bid Looms For Galahad Title Fight”. Boxing Scene.com (2021年1月27日). 2021年1月28日閲覧。
- ^ “IBFフェザー級王座決定戦 ギャラードvs.ディケンズ MTKグローバル落札”. Boxing News(ボクシングニュース) (2021年2月5日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “Galahad-Dickens: MTK Global Wins Purse Bid For Vacant IBF Featherweight Title Fight”. Boxing Scene.com (2021年2月5日). 2021年2月6日閲覧。
- ^ “ギャラードがディゲンズを終盤ストップ IBFフェザー級決定戦”. Boxing News(ボクシングニュース) (2021年8月8日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Beats Down, Stops Jazza Dickens in Eleven For IBF Title”. Boxing Scene.com (2021年8月8日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “Kid Galahad Inks Multi-Fight Pact With Eddie Hearn”. Boxing Scene.com (2021年8月9日). 2021年9月12日閲覧。
- ^ “Kiko Martinez Knocks Kid Galahad Out Cold in Sixth, Captures IBF Title”. Boxing Scene.com (2021年11月14日). 2021年11月15日閲覧。
- ^ “Maxi Hughes ready for big lightweight clash after sneaking past Kid Galahad”. DAZN (2022年9月25日). 2022年9月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
- キッド・ガラハド (@KidGalahad90) - X(旧Twitter)
- キッド・ガラハド (@kidgalahad90) - Instagram
- キッド・ガラハドの戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 ジョシュ・ワーリントン |
IBF世界フェザー級王者 2021年8月7日 - 2021年11月13日 |
次王者 キコ・マルチネス |
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