アルプス・スラヴ人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 01:59 UTC 版)
「スロベニアの歴史」の記事における「アルプス・スラヴ人」の解説
ゲルマン民族のように大移動を見せたアルプス・スラヴ人らはザドルガを基本とした地縁的共同体で成り立っており、長老(ズパン)がアヴァール人と交渉を行い、ザドルガ内の裁判官役を果たすなどしていた。後に裁判官の役目を行う事はなくなったが、長老を中心として荘園を成す事となる。後に農民と化したアルプス・スラヴ人らはケルンテン、シュタイアーマルク、クラインで特権的農民層である「エードリンガー」を形成、自治や裁判権を持つ事ができた。この特異的な地域を得た事に関してはアヴァール、クロアチア、ランゴバルド、ローマにその出自が求められたがこの分野に関しては未だに研究が続いているがその答えを見出すことは困難とされている。
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