アルゴスの王の1人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 10:18 UTC 版)
このポルバースは、アルゴスの王の1人である。パウサニアースによると、ポローネウスの娘の子(つまりニオベーとゼウスの子)アルゴスの子で、ペイラソス、ティーリュンス、エピダウロスと兄弟であり、トリオパースの父であるという。息子トリオパースにはイーアソスとアゲーノールが生まれ、イーアソスにはイーオーが、アゲーノールにはクロトーポスが生まれ、さらにクロトーポスにステネラースが生まれたという。 しかし系譜伝承は錯綜しており、アポロドーロスのアルゴス王家の系譜にはポルバースの名前は登場しない。ヒュギーヌスの系譜においてもポルバースの名は現れず、トリオパースはアルゴスの子の1人ピラントスの子とされている。 一方でキリスト教の教父たちは、ポルバースをアルゴスの6代目の王として伝えている。
※この「アルゴスの王の1人」の解説は、「ポルバース」の解説の一部です。
「アルゴスの王の1人」を含む「ポルバース」の記事については、「ポルバース」の概要を参照ください。
- アルゴスの王の1人のページへのリンク