アフロディティス・チャイルドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アフロディティス・チャイルドの意味・解説 

アフロディテス・チャイルド

(アフロディティス・チャイルド から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/30 03:18 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アフロディテス・チャイルド
Aphrodite's Child
出身地 ギリシャ
ジャンル プログレッシブ・ロック
活動期間 1967年 - 1972年
レーベル マーキュリーヴァーティゴ
旧メンバー ヴァンゲリス・パパタナシュー
デミス・ルソス
ルカス・シデラス
アナギロス・クルリス

アフロディテス・チャイルド(別記) (Aphrodite's Child)は、ギリシャ出身のメンバーで構成されたロック・バンド。ただし主な活動地域は異なる(概歴を参照)。

カナ表記

当該バンドのカナ表記は記述者及び時期によって異なる場合がある。

アフロディテス・チャイルド
アフロディティス・チャイルド
アフロディーテズ・チャイルド

現在、本項では上の各資料に於いて最も頻繁に登場するカナ表記を用いている。 ただし、本人たちは、アルバム『イッツ・ファイブ・オクロック』の2曲目、「Wake Up」で、「アフロダイティス・チャイルド」と発音している。

概歴

ヴァンゲリス・パパタナシュー(Vangelis Papathanassiou、キーボード)、デミス・ルソス[1](Demis Roussos、ボーカルとベース)、ルカス・シデラス[1](Loukas Sideras、ドラムス)、アナギロス・クルリス(Anargyros "Silver" Koulouris、ギター)の4人が、1967年にギリシャで結成したバンドが母体。

1968年軍事クーデターを機に[2]、兵役中だったクルリス以外の3人が国際的な活躍の場を求めてイギリスに向かうが、労働ビザの関係でフランスに居留する事になり、そこで本バンドを結成。シングル「雨と涙 (Rain and Tears)」をリリースし、ヨーロッパ全域でヒットした[2]。その後も、2枚のアルバム『エンド・オブ・ザ・ワールド』(1968年)、『イッツ・ファイブ・オクロック』(1969年)[3]をリリースし、ヨーロッパを中心に活動。イタリアのサンレモ音楽祭にも出場する。
曲のほとんどをヴァンゲリスが作曲している。
ヴァンゲリスと他の2人のメンバーとの意見の違いから一旦解散するが、レコード会社との契約を満たすために、クルリスも合流して再結成し、1971年[4]にLP2枚組のコンセプト・アルバム『666 - アフロディテス・チャイルドの不思議な世界』をリリース。その後、正式に解散した。
ヴァンゲリスはシンセサイザーを中心としたマルチ・キーボード奏者・作曲家として世界的に活躍。
デミス・ルソスは欧州を中心にポピュラーシンガーとしてヒット曲を連発。
シデラスもソロで数枚のアルバムを発表した後、プロデューサーに転身。また1975年にはキーボード奏者で作曲家のラキス・ヴラヴィアノス(Lakis Vlavianos)らとイプシロン(Ypsilon)を結成し2枚のアルバム(『Morning Sunrise』と『Alien child』)を発表している。
クルリスは、スタジオ・ミュージシャンとして多くのアーティストのアルバム等に参加している。

デミス・ルソスは2015年1月25日に死去。

ディスコグラフィ

アルバム

シングル

  • "Plastics Nevermore" / "The Other People" (1968年)
  • "Rain and Tears" / "Don't Try to Catch a River" (1968年)
  • "End of the World" / "You Always Stand in My Way" (1969年)
  • "Valley of Sadness" / "Mister Thomas" (1969年)
  • "Lontano dagli occhi" / "Quando l'amore diventa poesia" (1969年)
  • "I Want to Live" / "Magic Mirror" (1969年)
  • "Let Me Love, Let Me Live" / "Marie Jolie" (1969年)
  • "It's Five O'clock" / "Wake Up" (1970年)
  • "Spring, Summer, Winter and Fall" / "Air" (1970年)
  • "Such a Funny Night" / "Annabella" (1970年)
  • "Break" / "Babylon" (1972年)

コンピレーション・アルバム

  • Reflection (1971年)
  • Best of Aphrodite's Child (1980年)
  • Aphrodite's Child's Greatest Hits (1995年)
  • The Singles (1995年)
  • The Complete Collection (Aphrodite's Child) (1996年)
  • Babylon the Great:An Introduction to Aphrodite's Child (2002年)
  • The Singles+ (2003年)

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b 黒田史朗著『イエス』(音楽の友社刊)に記述されたカナ表記。
  2. ^ a b ヴァンゲリスのアルバム『ダイレクト』のライナーノーツより。
  3. ^ ヴァンゲリスのアルバム『オデッセイ』のライナーノーツに記述されたカナ表記。
  4. ^ Wikipedia英語版など1972年リリースと記述されている場合があるが、当該アルバムのジャケットには1971年とクレジットされている。

アフロディティス・チャイルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/30 03:18 UTC 版)

アフロディテス・チャイルド」の記事における「アフロディティス・チャイルド」の解説

ヴァンゲリスアルバム反射率0.39国内盤LP/CDライナーノーツ記載され呼称

※この「アフロディティス・チャイルド」の解説は、「アフロディテス・チャイルド」の解説の一部です。
「アフロディティス・チャイルド」を含む「アフロディテス・チャイルド」の記事については、「アフロディテス・チャイルド」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アフロディティス・チャイルド」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アフロディティス・チャイルド」の関連用語

アフロディティス・チャイルドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アフロディティス・チャイルドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアフロディテス・チャイルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアフロディテス・チャイルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS