アジアも多極世界の一極に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 02:14 UTC 版)
米国はイラク戦争以来、反米的態度を取るロシアやイラン、ベネズエラに具体的な対抗措置をとっておらず、これらの国々の発言力を意図的に大きくしている。イランには経済制裁を行っているが、核問題に関しては口先での挑発に終始し、同国を反米化して中東の英雄国家に仕立て上げている。これらの国は地域の核となり多極化に貢献するだろう。 東アジアでは中華人民共和国が多極主義者の戦略を「米国の罠」として警戒しているが、いずれ多極主義者の意図に気づき、覇権を拡大するだろう。 韓国は米国の意図に気づいて多極化に向けた準備をしている。イラク戦争による在韓米軍空洞化によって、戦争回避のために積極的な対北宥和政策を行い、外交軍事では独自の戦略をとりながら対中重視に移行している。
※この「アジアも多極世界の一極に」の解説は、「田中宇」の解説の一部です。
「アジアも多極世界の一極に」を含む「田中宇」の記事については、「田中宇」の概要を参照ください。
- アジアも多極世界の一極にのページへのリンク