アケデモスとヴァリ洞窟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/22 05:19 UTC 版)
「ニンフォレプシー」の記事における「アケデモスとヴァリ洞窟」の解説
ヴァリ洞窟(Vari Cave)はニンフォレプトス洞窟(Nympholyptos Cave)とも呼ばれ、ギリシャのアッティカにあるヴァリの北東に位置している。ヴァリ洞窟はニンフと神々パーンとアポローンに捧げられた神殿である。それはパーンの洞窟としても知られており、ニュンペレプトであるアケデモスによって岩に特徴的なレリーフが彫刻されている。 アケデモスは現代でサントリーニ島として知られるティラ島の先住民で、ヴァリ洞窟から、318キロ離れた場所にいた。リチャード・チャンドラーのギリシャ旅行記によれば、アケデモスは故郷の町から移住し、後にニンフ、アポローン、パーンのために神殿を造るヴァリの洞窟から35.5キロ離れたのアッティカに定住した。それはアポローンとパーンにも捧げられた神殿だが、アケデモスは専ら「彼が憑り付かれたニンフのために」洞窟を作った。洞窟の中のアケデモスの記述によって、ヴァリ洞窟にはニンフのための住居と庭、そして水を汲む井戸が備わっていたと推定されている。リチャード・チャンドラーは、1765年にヴァリ洞窟の発見を報告した最初の科学者だが、1901年にチャールズ・ヒールド・ウェラーによって初めて洞窟が発掘された。
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