アウクトル・ヴェートゥス・デー・ベネフィーツィイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 16:39 UTC 版)
「アイケ・フォン・レプゴー」の記事における「アウクトル・ヴェートゥス・デー・ベネフィーツィイス」の解説
ザクセンシュピーゲルは、レプゴーが韻文体の序文で書いているように、初めラテン語で書き、後にファルケンシュタイン伯ホイアーの要請で不承不承ながらドイツ語に翻訳したものである。 Landrecht(慣習法)について記された第1部のラテン語原典は失われているが、第2部のLehensrecht(封建法)については現存すると、現在では考えられている。これはアウクトル・ヴェートゥス・デー・ベネフィーツィイス(アウクトル・ヴェートゥス、Auctor vetus de beneficiis)と称されるもので、韻文体で書かれている。これについては、ザクセンシュピーゲルの封建法に関する部分のラテン語原典なのか、それとも後にザクセンシュピーゲルをラテン語に再翻訳したものなのか議論があり、後者の説が優勢であった時期もある。しかし現在では、アウクトル・ヴェートゥスは確かにザクセンシュピーゲルの封建法に関する部分のラテン語原典であるということで見解が一致している。
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