わが生涯のかがやける日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 02:06 UTC 版)
| わが生涯のかがやける日 | |
|---|---|
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| 監督 | 吉村公三郎 |
| 脚本 | 新藤兼人 |
| 製作 | 小倉武志 |
| 出演者 | 森雅之 山口淑子 滝沢修 |
| 音楽 | 木下忠司 吉沢博 |
| 撮影 | 生方敏夫 |
| 編集 | 杉原よ志 |
| 製作会社 | 松竹大船撮影所 |
| 配給 | 松竹 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 101分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
『わが生涯のかがやける日』(わがしょうがいのかがやけるひ)は、1948年(昭和23年)9月26日公開の日本映画である。松竹製作・配給。監督は吉村公三郎、脚本は新藤兼人。モノクロ、スタンダード、101分。
『安城家の舞踏会』『誘惑』に続いて吉村と新藤がコンビを組んだ作品。戦中から戦後の権力者の告発がテーマの作品だが、脚本段階でGHQから、完成後は検察庁からの検閲で大幅にカットされた[2]。群衆場面には民衆芸術劇場の研究生であった垂水悟郎、大滝秀治、内藤武敏、奈良岡朋子らも出演していた[3]。第22回キネマ旬報ベスト・テン第5位。
あらすじ
1945年8月14日(火曜日)、青年将校の沼崎敬太はポツダム宣言を受諾した大臣・戸田光政を暗殺し、その娘節子の短剣によって腕に傷を受けた。3年後の1948年、沼崎は暗黒街のボス・佐川の手先として働いていた。そこへキャバレーのダンサーにまで落ちぶれていた節子が、佐川の経営するキャバレーに新入りとして入った。節子は沼崎と恋に落ちるが、やがて沼崎が父を殺した犯人だと知ってしまう。
スタッフ
キャスト
- 戸田節子:山口淑子
- 戸田光政:井上正夫
- 沼崎敬太:森雅之(民衆芸術劇場)
- 佐川浩介:滝沢修(民衆芸術劇場)
- 平林達造:清水将夫(民衆芸術劇場)
- 高倉好雄:宇野重吉(民衆芸術劇場)
- 森山泰次郎:加藤嘉(民衆芸術劇場)
- 村田知栄子
- 清水一郎
- 殿山泰司
- 三井弘次
- バーのマダム:逢初夢子
- 山内光
- 長尾寛
- 国兼久子
- 白鳥啓子
受賞歴
- 第22回キネマ旬報ベスト・テン 第5位
- 第3回毎日映画コンクール 録音賞、美術賞、助演賞(宇野重吉)[4]
脚注
- ^ “わが生涯のかがやける日:作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2025年10月17日閲覧。
- ^ わが生涯のかゞやける日、東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月7日閲覧
- ^ 大笹吉雄『日本現代演劇史 昭和戦後篇1』、白水社、2001年、p.493
- ^ “毎日映画コンクール 第3回(1948年)”. 毎日新聞社. 2025年10月15日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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