夜間取引(やかんとりひき)
コンピュータネットワークの利用によって証券取引所の終了後に売買できる取引システムのこと。アメリカで多く見られるが、日本では普及していない。
一部の証券会社では、投資家向けの夜間取引システムの中で、売り手と買い手が見つかると売買が成立する私設取引システム(PTS)を導入している。
現在、証券取引所で株式などを売買できる時間帯は、9時~11時および12時半~15時と決まっている。そのため、15時以降に取引材料が発生した場合、投資家は翌日の9時まで売買を待たなければならない。それが午前中の取引開始直後に売買が集中する一因となっている。
東京証券取引所は、インターネットを経由した個人投資家の急増に対応するため、夜間取引の導入を検討している。売買注文の機会を増やすことで、システムの負荷を分散させる狙いがある。
(2005.12.19掲載)
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