やかぜ型巡視艇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/04 07:49 UTC 版)
| やかぜ型巡視艇 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 種別 | 15メートル型CL | 
| 運用者 |  海上保安庁 | 
| 就役期間 | 1964年 - 1983年 | 
| 前級 | はるかぜ型 | 
| 次級 | ちよかぜ型 | 
| 要目 | |
| 満載排水量 | 17.90トン | 
| 総トン数 | 24.00トン | 
| 全長 | 15.0 m | 
| 全幅 | 4.10 m | 
| 深さ | 2.00 m | 
| 吃水 | 0.79 m | 
| 主機関 | 三菱DH24MK ディーゼルエンジン×2基 | 
| 推進器 | スクリュープロペラ×2軸 | 
| 出力 | 500馬力 | 
| 速力 | 19.3ノット | 
| 航続距離 | 190海里 | 
| 乗員 | 6名 (最大搭載人員) | 
| レーダー | 航法用×1基 | 
やかぜ型巡視艇(やかぜがたじゅんしてい、英語: Yakaze-class patrol craft)は、海上保安庁の巡視艇の船級。区分上はCL型、公称船型は15メートル型[1][2]。
設計
本型は、基本的にははるかぜ型の後期建造艇(なつかぜ型)をもとに、幅を100ミリメートル狭めるなど線図に修正を加えて、速力の向上を図ったものである。これにより、速力は19.3ノットに向上した。船質は木[2]、没水部船型はタイプシップと同じくV型とされた。主機関としては、タイプシップと同じく三菱DH24MKディーゼルエンジン(単機出力250馬力)を搭載した[1]。なお、北方配備が予定されていた7番艇「きたかぜ」以外は操舵室の背面は開放されていたが、昭和49年度に後壁を設置してエンクローズド化を図っている[2]。
また本型では、なつかぜ型「ゆうかぜ」と同様に消防艇機能を付与されており、消防ポンプ、泡原液タンクと放水銃1門を搭載した。なお消防ポンプは左舷主機により駆動する方式である[1]。これらは、以後の新造CLの標準装備となった[2]。
同型船一覧
| 計画年度 | # | 船名 | 建造 | 竣工 | 解役 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 昭和39年度 | CL-26 | やかぜ | 横浜ヨット | 1964年11月14日 | 1980年2月8日 | 
| CL-27 | きよかぜ | 1980年3月3日 | |||
| CL-28 | いよかぜ | 1980年2月13日 | |||
| 昭和40年度 | CL-29 | ふさかぜ | 1965年10月15日 | 1980年11月14日 | |
| CL-30 | たちかぜ | ||||
| CL-31 | ことかぜ | 1981年1月14日 | |||
| 昭和41年度 | CL-32 | きたかぜ | 1966年9月30日 | 1982年2月4日 | |
| CL-33 | いそかぜ | 墨田川造船 | 1966年10月31日 | 1981年12月3日 | |
| CL-34 | きそかぜ | 横浜ヨット | 1966年10月15日 | 1982年1月18日 | |
| CL-35 | みちかぜ | 1966年9月30日 | 1981年12月3日 | ||
| CL-36 | つるかぜ | 1982年2月4日 | |||
| CL-37 | あまつかぜ | 石原造船所 高砂工場 | 1966年10月31日 | 1982年1月15日 | |
| 昭和42年度 | CL-38 | くきかぜ | 横浜ヨット | 1967年10月16日 | 1983年1月11日 | 
| CL-39 | さぎかぜ | 石原造船所 高砂工場 | 1967年11月15日 | 1983年2月1日 | |
| CL-40 | しおかぜ | 横浜ヨット | 1967年10月16日 | 1982年1月15日 | |
| CL-41 | にいかぜ | 墨田川造船 | 1967年11月18日 | ||
| CL-42 | ともかぜ | 横浜ヨット | 1967年10月16日 | 1983年2月18日 | |
| CL-43 | わかかぜ | 1983年1月11日 | 
参考文献
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