もぐさの成分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 15:23 UTC 版)
もぐさの主成分としては毛茸と線毛(芳香成分として精油(テルペン、シネオール、ツヨン、コリン、アデニン)、タール)、11%の水分、67%の線維と11%のたんぱく質などの有機物、4 - 5%の類脂質(脂肪)、4 - 6%の無機塩類(灰分)、ビタミンB、ビタミンCなどで構成される。 水分が多く、灰分、夾雑物が少ないもぐさ(国産高級もぐさは3 - 4%)が一番良いとされる。 夾雑物の混じっている安価な艾は、隔物灸(温灸)などに用いられる。 良質もぐさと粗悪もぐさの違い良質もぐさ粗悪もぐさ古く芳香が高い 新しく青臭い 淡黄白色 黒褐色 手触りが良く柔かい 手触りが悪く固い 繊維が細かく密 繊維が悪く粗 夾雑物が少ない 夾雑物が多い よく乾燥している 湿気を帯びている 点火しやすく途中で消えない 点火しにくく途中で消えやすい 煙と灰が少ない 煙と灰が多い 熱は緩和で心地よい 熱は急激で耐え難い
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