みなぎる若さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/05 16:01 UTC 版)
志村喬の歌があまりにも上手いので、共演者の名歌手ディック・ミネが真剣に歌手デビューを勧め、実際にテイチクがスカウトに来たという。志村の美声は、戦後1952年(昭和27年)の『生きる』(監督:黒澤明)の主役として、『ゴンドラの唄』を歌う有名なシーンでみごとに生かされた。また、本作の撮影当時の志村はまだ34歳であり、娘役で当時26歳の市川と8歳しかかわらず、「若い殿様」のミネとはわずか4歳差、千恵蔵にいたっては志村よりも2歳上、志村は貫禄の老け役を演じきった。いずれにしてもマキノ監督、宮川カメラマンはさらに若く、当時の日本映画の若さのみなぎる映画となっている。
※この「みなぎる若さ」の解説は、「鴛鴦歌合戦」の解説の一部です。
「みなぎる若さ」を含む「鴛鴦歌合戦」の記事については、「鴛鴦歌合戦」の概要を参照ください。
- みなぎる若さのページへのリンク