はるひのの、なつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 00:24 UTC 版)
「はるひのの、はる」の記事における「はるひのの、なつ」の解説
塩山幸夫(しおやま ゆきお)は、『未来人フータ』という作品がヒットしてそこそこ売れっ子の漫画家だったが、仕事量に押しつぶされて原稿を落としてしまい、2度目は許されないというギリギリの状況の中で何かが起き、それが何だったか思い出せないが、ともかく何もかも放り出して亡き祖父母の家がある佐々良に逃げて来た。それでもその後も生き続けることができたのは、元・アシスタントで天使のように可愛い妻、リカコの支えのお陰であった。ある夏の夜、幸夫はリカコに頼まれて近所の子供たちの肝試しをすることになる。母方の従妹の子で小学3年の翼を手伝いに連れて行くと、参加者は男の子と女の子の2人だけだったが、ユウスケという男の子がもう一人飛び入りで参加させて欲しいという。そして、佐々良病院の入院患者で病院を抜け出してきたその男の子、三崎楓太(みさき ふうた)に、幸夫は『未来人フータ』の続きを描いて欲しいと頼まれる。リカコからもそれが自分のためだと涙ながらに訴えられた幸夫は、奮起して『未来人フータ』の続きを描きあげ、楓太に製本した本を届けに行くが、楓太は3年前に死んでいると知らされる。大きなショックと悲しみを抱えて帰宅した幸夫は、さらに辛い真実を知ることになる。
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