はい―背筋を伸してワタシノバンデス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:13 UTC 版)
「絶対安全剃刀」の記事における「はい―背筋を伸してワタシノバンデス」の解説
『楽書館』No.55(1978年)初出、10ページ 銭湯にやってきた眼鏡にジーパンの少女。「よるな女ども!」「女なんかだいっ嫌いだ!」と心の中で女性への嫌悪を露にするが、一人の老女が隣にすわると突然気持ちが落ち着く。少女は自分を帝王切開で生んだ母の面影を老女に重ねていることに気づく。「アナタ ワタシノカアサンデショウ・・・」「ソンナコトモアリマシタッケネエ ムカシ・・・」「ムカシナノデスカ?」心の中で老女と対話する少女に、「おかあちゃん」と自分の母親と間違えて子供が声をかける。声をかけて去っていく老女の背中に、少女は「ツギハ アナタノバンデスヨ」というメッセージを見て取る。この作品や「ふとん」には点描や鎖線が用いられており、これは『楽書館』主宰の水野流転の影響と考えられる。
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