ネクスト‐キャビネット【next cabinet】
読み方:ねくすときゃびねっと
⇒次の内閣
ネクストキャビネット(ねくすときゃびねっと)
野党がつくる内閣である。正規の内閣に対抗して作る。この「影の内閣」は、もともとイギリスで発達した政治手法である。イギリスでは保守党と労働党という、二つの大きな政党がある。それで与党は普通に内閣を組織するが、野党側も内閣を作る。こちらを「影の内閣」と言う。
日本版「影の内閣」は、このアイデアを取り入れて、民主党が作っているものである。イギリスでは、シャドーキャビネット(shadow cabinet)と言うが、日本版では、ネクストキャビネット(next cabinet)である。
ネクストキャビネットは、1999年9月から、民主党の機構として発足した。
鳩山氏はネクストキャビネットを、「真の内閣の予行演習」と言っている。政権担当の意欲や能力を、広くアピールすることがねらいである。
影の内閣では、野党の党首が「影の」首相になる。このほか、外相、蔵相、文相など、正規の内閣と同じように役職が設けられている。
それぞれの大臣は、所管事項について、党内の専門家としての役割を任される。「閣議」には各大臣が出席して議論する。党のあり方や政策は、この閣議で方向付けられることになる。
(2000.10.04更新)
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