なんばんてつとは? わかりやすく解説

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なんばん‐てつ【南蛮鉄】

読み方:なんばんてつ

室町末期から江戸初期輸入され精錬。刀や甲冑(かっちゅう)の材料として用いられた。


南蛮鉄(なんばんてつ)

刀剣材料砂鉄日本多く和鋼称する国内産の鉄材用いる)を原材料とするのではなく鉄鉱石から生産され外国鉄材用いて造刀することがあった。記録では慶長年間において主にポルトガルオランダから輸入されたとあるが、室町時代中期にはすでに輸入され探求心豊かな刀工により活用されていたようである。和鋼より高価であったため、大名庇護を受け経済的に恵まれた刀工しか使用できなかった。康継とその一派に「以南」という銘をよく見る。これは同工のたゆまざる努力研究心あらわれであろう。ほかにも肥前行広のように「以阿蘭陀」という銘を切る刀工もいる。


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