てんぽせん

隠語大辞典

天保銭

読み方：てんぽうせん，てんぽせん

1. 愚人をいふ。天保六年始めて鋳造せし貨幣にて、明治に至り、八厘に通用せしめしより、一銭に足らぬの意を取りて喩とせり。
2. 旧思想人物又ハ低能児。〔第二類　人物風俗〕
3. 智慧の足らぬものをいふ。明治の初年頃天保銭は当百とて一銭に相当するの額面なりしも実際は八厘にしか通用せざりしより起る。
4. 愚者のことをいふ。天保銭は天保六年に造つた貨幣で明治になつてから八厘に通用した。一銭に足らぬとの意味から起つた。
5. 愚者のことをいふ。天保銭は天保六年に造つた貨幣で明治になつてから八厘に通用した、一銭に足らぬとの意味から起つた。

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