低カロリーガス化発電
【英】: low btu coal gasification generation
加圧条件下において、石炭に水蒸気と空気を加えてガス化して低カロリーガス(600 ~ 1,700kcal / Nm3)を得、そのガス圧力を利用してガス・タービンを回し発電したあと、排ガスの熱で発生させた蒸気で蒸気タービンを回し発電させる複合発電システムである。低カロリーガスは主に水素と一酸化炭素よりなり、発熱量が低いため、使用法としては局地的な大量消費に限定されるので、発電とセットする考え方であり、揚地発電あるいは山元発電のような立地を考える必要がある。低カロリーガス化発電の研究は西独が最も進んでおり、電力会社 STEAG が加圧 Lurgi 炉を使用し、Kellermann 発電所で試験運転を行っている。米国では GE 法(General Electric Co.)、W E 法(Westinghouse Electric Co.)、CE 法(Combustion Engineering Co.)などが開発され、わが国では石炭技術研究所が中心となって開発が進められている。 |

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