中毒性表皮壊死症
別名:ライエル症候群、中毒性表皮壊死融解症
医薬品の副作用として発生することがある全身性の皮膚疾患。全身の皮膚が広範囲にやけどのような症状を呈し、水ぶくれ、ただれを生じさせる。
中毒性表皮壊死症は、抗生物質から風邪薬まで多種多様な薬が発症の原因となり得る上に、年間で100万人中数人程度の発症率というきわめて稀な疾患であるため医師にも気づかれにくい。罹患すると38度を超える熱を出し、多臓器合併症も生じやすいなど、重篤に陥ることが多い。
同じく医薬品を原因として発生しうる重篤な皮膚障害として、スティーブンス・ジョンソン症候群がある。スティーブンス・ジョンソン症候群と中毒性表皮壊死症は、同様の病気のそれぞれの病態であると考えられている。
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中毒性表皮壊死融解症
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