たかむこのくろまろ

デジタル大辞泉

たかむこ‐の‐くろまろ【高向玄理】

読み方：たかむこのくろまろ

［?〜654］飛鳥(あすか)時代の朝臣。渡来人の子孫。遣隋使小野妹子(おののいもこ)に随行。帰国後、僧旻(そうみん)とともに国博士(くにはかせ)に任ぜられ、大化の改新政府の重臣となった。のち、遣唐押使となり、長安で客死。たかむくのくろまろ。

世界宗教用語大事典

たかむこのくろまろ 【高向玄理】

飛鳥時代の官人・学者。渡来人の子孫で、黒麻呂とも書く。六〇八年遣隋使小野妹子に従って留学。帰国後、大化改新で僧旻と共に国博士として政策を立案。六五四（白雉五）年遣唐押使となり、唐で没。（？～六五四）