その他の地域の大武丸と異称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 17:42 UTC 版)
「大武丸」の記事における「その他の地域の大武丸と異称」の解説
「大武丸」または類似する名称の鬼賊は、岩手山に限らず東北地方の各地の伝承で語られている。鈴鹿山の鬼神「大嶽丸」と同名で伝えられる場合や、悪路王と混交している例もある。 伊能嘉矩は、各地の伝承に見える大嶽丸・大竹丸・大武丸・大猛丸の名はみな転訛であり、大高丸→悪事の高丸→悪路王と通じるので、つまりは本来ひとつの対象を指していたと結論している。 また根岸英之によれば、「オオタケマル」という名称は「偉大で猛々しい男」ないし「雄峻な嶽に棲む男」と解釈可能であり、山に属性を持つ鬼神信仰が背景にあって、それが宗教者たちの布教の過程で定着の核になっていったという。
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