ぜんまい‐おり【×薇織(り)】
ぜんまい織り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:56 UTC 版)
東北地方の山地では、ゼンマイの綿毛を使った織物もある。 ゼンマイの新芽を採取した後、食用の茎と綿毛を分離するが、その綿毛を集めておいてゴミを取り除き、天日でよく乾燥させておく。夏頃に90度程度で蒸し上げ、それを乾燥させ、真綿や水鳥の羽毛を混ぜ合わせて糸を紡ぐ。縦糸・横糸のどちらかに綿糸や絹糸を用い、もう一方に前述の混合糸を使って布を織る。ゼンマイの布は保温性や防水性に富み、また防虫・防カビ効果もある。 ただ2022年現在では織り手がほとんどおらず、ぜんまい織りの布を入手するのは困難であると思われる。
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