シンク‐タンク【think tank】
シンクタンク(しんくたんく)
政治経済や科学技術などの幅広い分野における課題について、調査を行い、研究を進め、そして報告書にまとめることなどを業務とする総合研究所のことである。頭脳を売りものにすることから、シンクファクトリー(頭脳工場)と呼ばれることもある。
企業などから委託された特定の課題を検討し、政策や企業戦略のあり方を専門的な立場から提案するサービス業の一つとも言える。委託研究のほかにも、テレビや新聞・雑誌への評論活動、研究成果の出版などを幅広く手がけている。
企業系列の中にシンクタンクが設置されることが多く、各種の課題について問題解決や将来予測をし、頭脳的な側面から企業活動をサポートしている。
現在のところ、野村総合研究所や三菱総合研究所などがシンクタンクの有名な例である。
シンクタンクには、将来の経済成長率を予測し、一般に向けて公表するところもある。やや高めの経済成長率を予想したがる政府に比べ、民間のシンクタンクは現実的な数値を出す傾向にある。
(2001.01.11更新)
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