しらすだいち

デジタル大辞泉

しらす‐だいち【白砂台地】

読み方：しらすだいち

《多く「シラス台地」と書く》九州南部、鹿児島県を中心に分布する、しらすでおおわれた台地。台地上には、霧島山、桜島などからの火山灰が厚さ数メートル堆積している。

焼酎・泡盛用語集

シラス台地（しらすだいち）

鹿児島県全域と宮崎県南部に広く分布する火山噴出物の堆積した台地。シラス台地には被圧地下水（大気圧以上に加圧された地下水）が形成されにくいため、台地上では井戸を掘っても水の出ない所が広く分布している。取水困難でやせた土地は昔から農耕上不毛の土壌とされてきたが、乾燥に強く荒地に適したカンショが導入されるや急速に普及した。シラス層を通り抜けてくる水の質は非常に優れ、焼酎の仕込水にも広く使われている。