しかつめ‐らし・い【鹿爪らしい】
しかつめらしい
出典:『Wiktionary』 (2021/10/16 09:44 UTC 版)
形容詞
- とてもまじめで堅苦しいさま。
- 「居続客不仕候」などと廊下にしかつめらしい貼札があっても、それはほんの形式に過ぎないことは言うまでもない。(岡本綺堂『箕輪心中』)〔1911年〕[1]
- フランボーは鹿爪らしい顔をもたげた。そして黒い眼をこの友人の上にジッと据えた。(ギルバート・キース・チェスタトン『作男・ゴーの名誉』)〔直木三十五訳1930年〕[2]
- ヘッケルの進化論というのは、正しく私たちが小学校で聞かされた話を、少し鹿爪らしくしたようなものであった。(中谷宇吉郎『簪を挿した蛇』)〔1946年〕[3]
- 弥次郎は、おそらくはザヴィエルに対して、何事につけても非常にしかつめらしい態度で応待しておったんだろうと思います。(坂口安吾『ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格』)〔1948年〕[4]
活用
類義語
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