しかえし伝票
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 14:02 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)」の記事における「しかえし伝票」の解説
しかえし伝票(しかえしでんぴょう)は、「しかえし伝票」(てんとう虫コミックス第38巻に収録)に登場する。 伝票用紙によく似た道具。この伝票に「仕返ししたい人物」「仕返ししたい人物にされたこと(=仕返しの方法)」「回数(例:げんこつ2回)」を書いて道に捨てておくと、拾った相手が代わりに仕返しをしてくれる。仕返しの書かれた伝票を拾ってしまった人物は、本人の意思に関係なく問答無用で伝票に書かれた行為を実行させられる。 ひどい目に遭った直後に使わないと効果がなく、時間が経ってから仕返しを書いても嘘の内容と見なされてしまい、拾った人物が書いた当人に対して仕返しをしてくる。伝票に嘘を書いた場合も、書いた当人に返ってくる。また、書いた当人が伝票を拾ってしまった場合は、当然当人が仕返しを実行しなければならない。 本来はドラえもんの持ち物ではなく、未来デパートがドラえもんが注文した道具と一緒に誤配してきたものである。他力本願の形で復讐する道具であるこれを、ドラえもんは「ずるくて卑怯な道具」「情けないいくじなしの道具」「一回でも使ったらクセになってしまう、恐ろしい道具」として嫌っていた。本当は未来デパートへ返品するはずであったが、のび太は勝手に持ち出して使おうとする。その様子を見たドラえもんは「使いたきゃ勝手に使え」「自分が悪いんだからいい薬になるだろう」などと言ってのび太を見捨てた。 この手の誤配道具は他に「カッコータマゴ」「かぐやロボット」などがあるが、いずれもドラえもんは道具の用途を知っている。
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