さつぽうし

焼酎・泡盛用語集

冊封使（さつぽうし）

中国の明、清代に中国皇帝が琉球国中山王を封ずるために派遣した使者。冊封の初めは1404年、琉球国王武寧のときからで、以後1866年尚泰（しょうたい）王まで22回の冊封が行われた。冊封使録は、冊封使の復命の報告書で、陳侃の『使琉球録』以降歴代の冊封使による12回の使録がある。使録は単に冊封の復命だけでなく滞在中に見聞した風俗習慣、言語、地理、歴史などについても記されており、当時を知る好資料となっている。