ききゅうしゅ

デジタル大辞泉

ききゅう‐しゅ〔キキフ‐〕【危急種】

読み方：ききゅうしゅ

日本の平成3年（1991）版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危険が増大している種。絶滅の危険性は希少種よりも高く、絶滅危惧種より低い。略号はV（Vulnerable）。

[補説] 平成9年（1997）版以降では「絶滅危惧Ⅱ類」として分類されている。

環境アセスメント用語集

危急種 (ききゅうしゅ)

　絶滅の危険が増大している種または亜種で､１）大部分の個体群で､個体数が大幅に減っている種。２）大部分の生息地で､生息条件が明らかに悪化しつつある種。３）大部分の個体群が､その再生能力を上回るほど捕獲、採取されている種。４）分布域のかなりの部分に交雑可能な別種､別亜種が侵入しており、種としての純粋性が失われつつある種をいう。
　→希少種、絶滅種、絶滅危惧種