おとわ丸とは? わかりやすく解説

おとわ丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 17:45 UTC 版)

おとわ丸
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
インドネシア
所有者 関西汽船
運用者 関西汽船
建造所 四国ドック
IMO番号 7124116
経歴
起工 1971年
進水 1971年8月
竣工 1971年
就航 1971年
運航終了 1998年4月5日
現況 インドネシアで就航中
要目
総トン数 2,945 トン
全長 104.2 m
19.2 m
深さ 6.3 m
機関方式 ディーゼル
主機関 6MG31Z 4基
推進器 2軸
出力 8,000馬力
航海速力 18.5ノット
旅客定員 848名
車両搭載数 大型トラック27台、小型トラック13台、乗用車56台
または乗用車190台
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おとわ丸(おとわまる)は、関西汽船徳島阪神フェリーで運航していたフェリー

概要

四国ドックで建造され、1971年に就航した。

1995年1月17日阪神淡路大震災の発生により神戸航路が休止となった。 1998年4月5日明石海峡大橋の開通により大阪航路も廃止され、引退した。

その後、海外売船され、インドネシアのでKMP.KUMALAとして就航している。

航路

徳島阪神フェリー

設計

船体は4層構造で上部からA - D甲板と呼称されており、A甲板は操舵室、B甲板は旅客区画、C甲板は前方が乗組員区画、後方が車両搭載区画、D甲板は車両搭載区画となっていた[1]

船内

船室

  • 一等室(15名・16名×8室) - 和室
  • 二等室(699名)
  • ドライバー室

設備

  • 売店
  • 浴室

事故・インシデント

岸壁への衝突

1993年10月22日、12時21分、神戸港から徳島港へ向かっていた本船は、徳島港の徳島阪神フェリー岸壁に着岸する際、速力が下がらず船首がほぼ直角に岸壁に衝突した。衝突により、船首部に破口を伴う凹損を生じ、岸壁が一部圧壊した。また、旅客7名が軽傷を負い、車両9台が軽微な損傷を受けた。事故原因は、着岸の際に速力が過大で後進を命じたところ、機関の操作が不適切で主機が停止したためであった。本船の主機は、軸回転数が60rpm以上のまま操縦ハンドルを後進に入れると主機が停止するおそれがあった[1]

脚注

  1. ^ a b 門司地方海難審判庁 (18 July 1996). 平成6年神審第146号 旅客船おとわ丸岸壁衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月23日閲覧

外部リンク


おとわ丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 03:40 UTC 版)

関西汽船」の記事における「おとわ丸」の解説

2,945総トン全長104.2m。阪神 - 徳島航路就航ののち、1998年4月引退とともに阪神徳島航路廃止

※この「おとわ丸」の解説は、「関西汽船」の解説の一部です。
「おとわ丸」を含む「関西汽船」の記事については、「関西汽船」の概要を参照ください。

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