衛星画像
人工衛星に搭載したセンサーにより、地球表面を写真化したものをいう。衛星画像の特徴は、以下のことが上げられる。①特定の波長の光やマイクロ波の反射の強さのデジタルデータである。②そのため各波長ごとのデータの特徴にあわせ、分かりやすい画像の作成が可能である、またその数量化も簡単に可能である。③航空写真と異なり、ラインセンサーなどを使っているので中心投影の画像ではない。④衛星画像の先駆けであったランドサットは、当初1画素が地上では120mであったが、現在では1画素1m程度まで向上しているものもある。⑤人工衛星の軌道にあわせて撮影周期と範囲が決められており、任意の撮影は一般にはできない、すなわち晴れているときに取れるとは限らなく、必要なときに必ずしも取れるものではない。⑥同じ範囲のデータでは現在のところ航空写真のほうがまだ安価であるが、広範囲のデータでは同時性に優れている。
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