あかぎ_(巡視船・初代)とは? わかりやすく解説

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あかぎ (巡視船・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 15:21 UTC 版)

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あかぎ
基本情報
建造所 日立造船神奈川工場
運用者  海上保安庁
艦種 特130トン型PS
前級 つくば
次級 びざん型
母港 那珂湊
艦歴
計画 昭和39年
竣工 1965年3月24日
退役 1980年3月8日
要目
満載排水量 44トン
総トン数 82トン
全長 24.0 m
最大幅 5.4 m
深さ 2.70 m
吃水 0.98 m
主機 ディーゼルエンジン×2基
推進 スクリュープロペラ×2軸
出力 2,200馬力
速力 28.0ノット
航続距離 280海里
乗員 14名
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あかぎJCG Akagi, PS-40) は、海上保安庁巡視船。分類上はPS(Patrol vessel Small)、公称船型は特130トン型[1][2]

概要

海上保安庁では、利根川の河口であり、河川流と波浪の衝突によって三角波を生じやすいなど航海の難所である銚子漁港付近の海難救助に充当するため、昭和36年度計画で特130トン型巡視船「つくば」を整備した。那珂川河口付近も同様に特殊な波浪条件があることから、昭和39年度で、那珂湊付近の距岸50海里水域の海難救助を目的とした特130トン型巡視船の建造が計画されることになった。これが本船である[1]

本船は「つくば」よりも一回り大きな船体を備えるとともに、前年度計画で整備された23メートル型PC(まつゆき型)よりも優れた速力が要求された。船型は「つくば」と同じくV型だが、船殻軽量化のため、肋骨・縦通材・甲板・横隔壁・上部構造物はアルミニウム合金、外板は台湾ヒノキ二重張りとされた。主機関は池貝-MTU MB820Dbディーゼルエンジン(単機出力1,100馬力)2基を搭載し、速力28ノットを発揮できた。これは当時、海上保安庁の船艇としては最速であった[1][2]

参考文献

  1. ^ a b c 徳永陽一郎、大塚至毅『海上保安庁 船艇と航空 (交通ブックス205)』成山堂書店、1995年、75-76頁。ISBN 4-425-77041-2
  2. ^ a b 「海上保安庁全船艇史」『世界の艦船』第613号、海人社、2003年7月、 81頁、 NAID 40005855317

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