『眼科錦囊』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:36 UTC 版)
前述の通り、普一著の医学書。19世紀の日本で眼科医のバイブルとなった本。『眼科錦囊』は、天地玄黄の巻から成り、『続眼科錦囊』は上下巻から成る。 『眼科錦囊』には、眼球の解剖図が載っており、角膜や水晶液、水晶膜、視神経などなど各部位の名が見られ、近代医術(眼球の手術)に必要な知識が備わっていた事が分かる。『続眼科錦囊』には、当時の手術器具が描かれており、眼球の手術の様子も描かれている。この本は、さしずめ、眼球版の『解体新書』と言ったところであり、「『蘭学事始』に匹敵する名著」と位置付けられている。
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