『甲斐国志』の位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 05:25 UTC 版)
文政3年(1820年)に完成した地誌調所の間宮士信が編纂した諸国地誌の解題目録である『編脩地誌備用典籍解題』には、『甲斐国志』を始めとする甲斐国の地誌32点が掲載されている。甲斐国地誌は諸国の地誌を記した「別記」の分類され、『甲斐国志』は「『五畿内志』に準じた地誌類」として挙げられている。 『五畿内志』は元文元年(1736年)に並河誠所らにより編纂された畿内五カ国の地誌で、幕府が主導して作られた初めての地誌として、後に編纂された地誌類に影響を与えたと評されている。 ほか、『編脩地誌備用典籍解題』では同じ『五畿内志』に準じた甲斐国地誌として『甲斐風土記』、『甲斐志』、『甲斐国郡志』、『甲州略記』、萩原元克『甲斐名勝志』を挙げている。
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