『三国志』に見える記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 21:26 UTC 版)
『三国志』「蜀書」諸葛亮伝の註に引く『襄陽記』によると、「沔南の名士」であった父黄承彦が「君は妻を探していると聞いたが、私には娘がいる。金毛で色黒の不美人だが、才知の方は君とお似合いだ」と言い、諸葛亮も承知したので娘を車に乗せて送り届けた。このことは当時の人々の物笑いの種となり、郷里では諺を作って「孔明の嫁選びを真似るなかれ、阿承(黄承彦)の醜い娘をもらう羽目になるぞ」と言ったという。黄承彦は蔡諷(蔡瑁の父)の長女を妻にしており、次女(蔡夫人)を後妻に迎えた劉表とは義理の兄弟である。諸葛亮は黄承彦を介して、劉表とは義理の叔父と甥の間柄となり、劉表の子劉琦・劉琮とは義理の従兄弟同士となった。
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