『アダージェット』の著作権裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:00 UTC 版)
「佐々木忠次」の記事における「『アダージェット』の著作権裁判」の解説
ロシアのキーロフバレエ団のトップダンサー: ファルフ・ルジマートフがベジャール振付の『アダージェット』を日本の新宿文化センターで踊った。振付にも著作権はある。ジョルジュ・ドンが亡くなった後、踊る権利を持っているのはジル・ロマンのみである。原告をベジャール、被告を興行会社として提訴した。結果、佐々木たちの勝訴となり、舞踊著作権の判例として著名なものとなった。しかし、興行会社の損害賠償額がそれほど高くなかったこと、謝罪広告が認められなかったことをもって、興行会社は「著作権侵害はなかった」とし、「NBSの当社への営業妨害的な行為については遺憾を表明する」との文書をマスコミ各社に配布して、佐々木を怒らせた。なお、二国(新国立劇場)オープニングの「眠れる森の美女」デジレ王子に呼ばれた海外ゲスト第一号がルジマートフだったことも佐々木の怒りをかった。
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