「3級車=トーヨー」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/15 15:03 UTC 版)
「トーヨー (エンジン)」の記事における「「3級車=トーヨー」」の解説
1964年、それまで部品提供と修理を主に行ってきた村越製作所が、オートレース競走車エンジン市場に第3の国産メーカーとして参入し、高回転の350ccエンジンを発表した。それまでの3級車エンジンは回転の上がりが遅く、ハンデをもらわなければとても勝てないという状況だったが、このトーヨー3級車エンジンがその流れを変えた。 1967年の全オートレース場舗装化以降はさらに支持を伸ばし、それまで3級車エンジン市場を席捲していたキョクトーを駆逐し、瞬く間に「3級車=トーヨー」という図式を決定付け、さらには2級車エンジン市場にも進出していったのである。ちなみに、小林啓二(8期、山陽オートレース場所属)がデビュー翌年の1971年に記念タイトル(現在のGIレース)である開場記念山陽グランプリを制覇した際の愛車や、阿部光雄(6期、川口オートレース場所属)がデビュー2年目で記念の開設記念グランプリレースを制したときの愛車も、このトーヨーの3級車エンジンであった。
※この「「3級車=トーヨー」」の解説は、「トーヨー (エンジン)」の解説の一部です。
「「3級車=トーヨー」」を含む「トーヨー (エンジン)」の記事については、「トーヨー (エンジン)」の概要を参照ください。
- 「3級車=トーヨー」のページへのリンク