「神々の利益と愛」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:59 UTC 版)
「エウテュプロン」の記事における「「神々の利益と愛」」の解説
18. ソクラテスは、それでは神々に対する「請願」と「贈り物」から成るその敬虔(としての「奉仕術」)は、人間と神々の間での「交易術」とも言えるのなのか問う。エウテュプロンは同意する。ソクラテスは、それでは神々は人間からの「贈り物」によって何か利益を得るのか問うも、エウテュプロンは否定する。ソクラテスは、それでは人間からの「贈り物」は、神々にとっては有益なものでもないし、神々に愛されるものでもないと指摘。エウテュプロンは否定し、人間からの「贈り物」は、神々によって何よりも愛されるものだと述べる。(こうして話が振り出しに戻る。) 19. ソクラテスは、先程(上記12-13)、「敬虔なもの」と「神々に愛されるもの」は、別ものであることが明らかにされたばかりであることを指摘。エウテュプロンも同意。ソクラテスは、ここまでの定義か合意事項のどこかが的確ではなかったと指摘。エウテュプロンも同意。
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