「営団」の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 09:44 UTC 版)
営団が設立された当初の特徴としては 第一に、会社形態になじみにくい非採算事業を実施するために設立されたこと。 第二に、官民協力であるため、公法人でもなく、私法人でもない中間形態の企業形態をとったことである。 第三には、帝都高速度交通営団のような採算事業であり、かつ参入すれば莫大な利益が得られる故に多数の参入希望者があり、また公益との調整のための緩衝材として公権力の監視下にある組織形態として設立されている。 以上から出資は政府、公共団体、民間等の共同で行われており、例えば設立当初の帝都高速度交通営団の場合、資本金6,000万円の内訳は国4,000万円、東京市1,000万円、東京急行電鉄など私鉄事業者・国鉄共済連合1,000万円となっていた。配当については「民」である私鉄事業者に優先配当するとしていたように、官民協力という性格を反映した仕組みをとっていった。
※この「「営団」の特徴」の解説は、「営団」の解説の一部です。
「「営団」の特徴」を含む「営団」の記事については、「営団」の概要を参照ください。
- 「営団」の特徴のページへのリンク