「ロッチ」騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 00:41 UTC 版)
「コスモス (玩具メーカー)」の記事における「「ロッチ」騒動」の解説
同社の数あるコピー商品の中で最も波紋を広げたものとして、当時製菓会社のロッテの大ヒット商品であったビックリマンシールの複製品(正規品をコピーして「ロッテ」の文字だけ「ロッチ」に変えたもの)がある。シールは、5枚一組にしてガチャガチャで1個100円で販売され、1987年の発売から半年あまりで1,000万枚を売上げ、およそ3億5,000万円を稼ぐなど同社空前のヒット作となった。 しかしながら子供間でビックリマンシールを交換する際に“インチキ”だとして喧嘩を誘発したりいじめに発展するなど社会問題化し、消費者からの苦情を受けたロッテ側から1988年3月に著作権法違反容疑で告訴された。1988年6月には著作権法違反が認められ、当時の社長、専務、印刷部長ら同社役職員7名が書類送検された。ロッテには賠償金として3,000万円が支払われている。なお、このニセシール騒動は、『月刊コロコロコミック』連載の「少年ビックリマンクラブ」(なかのともひこ)でも取り上げられている。
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