険しい

デジタル大辞泉

けわし・い〔けはしい〕【険しい／^×嶮しい】

読み方：けわしい

［形］［文］けは・し［シク］

１ 傾斜が急で、登るのに困難であるさま。「—・い山道」

２ 困難や危険な事態が予想されるさま。「再建への道は—・い」

３ 怒りや緊張のため、言葉や表情などがとげとげしいさま。「—・い声」「—・い目つき」

４ 自然現象などが、荒々しく激しいさま。

「磯にをる波の—・しく見ゆるかな沖になごろや高く行くらん」〈山家集・中〉

５ 危険である。危うい。

「我—・しき事に出会ひしは四十三度。一度も手を負はざりしに」〈浮・諸国ばなし・三〉

６ あわただしい。せわしい。忙しい。

「取り上げ婆呼んで来てやる—・しき時も、茶漬飯を食はずにはゆかぬものなり」〈浮・胸算用・四〉

[派生] けわしげ［形動］けわしさ［名］

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

険しい

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 13:18 UTC 版)

和語の漢字表記

険（けわ）しい

1. けわしい　参照。

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「 険しい」の例文・使い方・用例・文例

• 険しい顔つき
• 彼の険しい顔から，すでにその悪い知らせが耳に入っていることがわかった
• 険しい丘
• どれだけ険しい道のりだとしても、絶対にあきらめません。
• 私は険しい山道をドライブしました。
• 彼らは険しい北面を登った。
• 彼は険しい斜面をじっと見た。
• 私たちは険しい山を登った。
• 私たちは険しい坂を登った。
• 険しい山道を登るには、はじめはゆっくり登らなくてはいけない。
• 険しいその道を行く以外に、国境へ辿り着く方法はない。
• 険しいその道が国境へ行く唯一の方法だ。
• 険しい表情.
• 険しい絶壁.
• 険しい山をはい登る.
• 険しい丘の斜面.
• 険しい坂を苦労して登る.
• 行く手をはばむ険しい断崖(だんがい).
• この会社の前途は険しい.
• 日本経済の前途は険しい.