かき‐ぞめ【書(き)初め】
書き初め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 02:33 UTC 版)
書初/書初め/書き初め[* 1](かきぞめ)とは、日本の年中行事の一つで、新年になって初めて毛筆で字や絵を書くことを指す。同義語として、試毫(しごう)、試筆/始筆(しひつ)、筆始/筆始め(ふではじめ)、試簡(しかん)、試免(しめん)、試穎(しえい)、試春(ししゅん)、試觚(しこ)が、類義語として、初硯(はつすずり)[* 2]、吉書始/吉書始め(きっしょはじめ)、吉書がある。 旧暦時代には当時の正月2日すなわち旧暦の1月2日に行われた。新暦導入以降現在(明治4年以降現在)は、通常、新暦の1月2日に行われる[1]。
注釈
- ^ 伝統的表記は「書初」もしくは「書初め」であって、「書き初め」とは記さない。季語としての「かきぞめ」も、「書初」か「書初め」と記すことが、(現代なら「書き初め」でもかまわないが、伝統的表記のほうが感じが好いという理由で)推奨される。
- ^ 「季語」のセッションで詳説しているが、「新年になって初めて硯を使うこと、また、そのようにして作った墨で字を書くこと」を指す語であり、「書初」と同義とする辞書としない辞書がある。「書初」と「初硯」は、もたらされる結果が同じとは言え、厳密には同義ではない。特に詩歌での表現ともなると歌い込まれる情景に明らかな違いがある。特に季語としては、同義ではないと考えたほうが無難である。
- ^ 初出(しょしゅつ)とは、初めて出てくること。
- ^ 親と子の関係のように、その関連性と重要性から「書初」の下位に分類される季語。
- ^ 親季語・子季語の関係にないが、互いに強い関連性を持つ季語。
出典
- ^ a b 西角井正慶編「年中行事事典」東京堂出版、1958年(昭和33年)、p. 179。
- ^ 日本武道館50年史 page 10/58電子書籍を開く - 日本武道館
- ^ 第五十回全日本書初め大展覧会・席書大会 - 日本武道館
- 1 書き初めとは
- 2 書き初めの概要
「 書き初め」の例文・使い方・用例・文例
- 書き初めをする
- 正月の書き初めにふさわしいとされる日
- 正月の書き初め
- 広島の巨大書き初め
- 1月4日に広島市内で開催されたイベントで,巨大な書き初めが行われた。
- 3人の書道家が巨大な筆を使って書き初めをした。
- 書き初めの文字は巨大な絹の布に書かれた。
- 後に,彼は羽(は)織(おり)姿で書き初めや羽つきを行った。
- 東京で新しい書き初め大会
- 高校生と大学生のための書き初め大会が1月4日,東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで初めて開催された。
- 書き初めは日本の新年の伝統行事だ。
書き初めと同じ種類の言葉
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