P-38 (航空機) 採用国

P-38 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 00:58 UTC 版)

採用国

性能諸元(P-38L)

出典: Quest for Performance[15].

諸元

  • 乗員: 1名
  • 全長: 11.53 m (37 ft 10 in)
  • 全高: 3.00 m (9 ft 10 in)
  • 翼幅: 15.85 m(52 ft 0 in)
  • 翼面積: 30.43 m2 (327.5 ft2
  • 翼型: NACA エアフォイル 23016 / NACA 4412
  • 空虚重量: 5,800 kg (12,780 lb)
  • 運用時重量: 7,940 kg (17,500 lb)
  • 最大離陸重量: 9,798 kg (21,600 lb)
  • 動力: アリソン V-1710-111/113 液冷スーパーチャージャー V型12気筒 レシプロ、1,063kW(ブースト1,193 kW) (1,475hp(ブースト1,600 hp)) × 2
  • 零揚抗力係数(Zero-lift drag coefficient): 0.0268
  • 抗力面積: 0.82 m2(8.78 ft2
  • アスペクト比: 8.26(翼面)

性能

  • 最大速度: 高度 7,620 m 時 667 km/h (高度 25,000 ft 時 415 mph)
  • 失速速度: 170 km/h (105 mph)
  • フェリー飛行時航続距離: 3,640 km (2,600 海里
  • 航続距離: 1,770 km (1,100 海里)
  • 実用上昇限度: 13,400 m (44,000 ft)
  • 上昇率: 最大 1,448 m/min (4,750 ft/min)
  • 翼面荷重: 260.9 kg/m2 (53.4 lb/ft2
  • 馬力荷重(プロペラ): 0.27 kW/kg (0.16 hp/lb)
  • * 揚抗力比: 13.5

武装

使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

現存する機体

型名     番号    機体写真     国名 所有者 公開状況 状態 備考
P-38F-1-LO 41-7630
222-5757
アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ ルイス・エア・レジェンズ[1] 公開 飛行可能 [2][3]
P-38F-1-LO ソロモン諸島 ガダルカナル州 ヴィル戦争博物館
(Vilu War Museum)
公開 静態展示
P-38E-2-LO
P-38F-2-LO
P-38F-5-LO
42-12652
222-7086
アメリカ合衆国 不詳 非公開 飛行可能 ホワイト33の名は第39戦闘隊所属機の意。[4]
P-38G-10-LO 42-13400
222-7834
アメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジ ジョイントベース エルメンドルフ - リチャードソン[5] 公開 静態展示 [6][7]
P-38H-5-LO 42-66841
422-1352
オーストラリア連邦サウスオーストラリア州アデレード クラシック・ジェッツ戦闘機博物館[8] 公開 静態展示 [9][10][11]
P-38J-5-LO 42-67211
422-1722
イギリスリンカーンシャー東カークビー村 リンカーンシャー航空遺産センター[12] 公開 静態展示
P-38J-10-LO 42-67638
422-2149
アメリカ合衆国ユタ州ヒル ヒル航空宇宙博物館[13] 公開 静態展示 [14]
P-38J-10-LO 42-67762
422-2273
アメリカ合衆国ワシントンD.C. 国立航空宇宙博物館別館
スティーヴン・F・ウドヴァーヘイジーセンター[15]
公開 静態展示 [16]
P-38J-15-LO
F-5E-2-LO
42-104088
422-2922
アメリカ合衆国ワシントン州エバレット フライング・ヘリテージ・コレクション 公開 修復中 1994年にブリッケンリッジ航空ショーで墜落した後、2007年に飛行可能となったがより完全に飛行可能な状態へとフライング・ヘリテージ・コレクションよりウェストパック社に委託され復元されている。[17][18]
P-38J-20-LO 44-23314
422-4318
アメリカ合衆国カリフォルニア州チノ プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 [19] 公開 飛行可能 Joltin' Josieという名から、
2003年にPorky 2
のち2006年には23 Skidooへと
名前が変えられた。[20][21][22]
P-38L-1-LO 44-23933
422-4937
アメリカ合衆国フロリダ州ポークシティ ファンタジー・オブ・フライト 公開 修復中
P-38L-5-LO 44-25413
422-6417
写真 アメリカ合衆国アリゾナ州ヴェイル プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 公開 静態展示 [23][24]
P-38L-5-LO 44-25786
422-6790
セルビア共和国ベオグラード ベオグラード航空博物館 公開 静態展示 [25][26]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-25953
422-6957
アメリカ合衆国カリフォルニア州チノ プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館 公開 静態展示
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-26981
422-7985
アメリカ合衆国アイダホ州サンバレー アライド・ファイターズ[27] 公開 飛行可能 [28]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-27053
422-8057
アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタテレサ ウォー・イーグルス航空博物館[29] 公開 飛行可能 Relampagoの塗装を受け継いで、全面黒に塗られている。[30]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-27083
422-8087
アメリカ合衆国オレゴン州マドラス ティラムック航空博物館(エリクソン航空機コレクション)[31] 公開 飛行可能 [32]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-27183
422-8187
アメリカ合衆国カリフォルニア州チノ ヤンクス航空博物館[33] 公開 飛行可能 P-38Lとして建造されたが、配備前に偵察機型のF-5Gに改造された。[34]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-27231
422-8235
アメリカ合衆国ミネソタ州グラナイトフォールズ フェイゲン・ファイターズ第二次大戦博物館[35] 公開 飛行可能 2015年にRuff StuffからScat IIIへと名前が変えられた。[36]
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-53015
422-8270
アメリカ合衆国ニュージャージー州トレントン トーマス・B・マクガイア・ジュニア記念空軍基地[37] 公開 静態展示 T・B・マクガイア・ジュニアの愛機「パジー5世」号(「131」号機、シリアルナンバー42-66817)の塗装を再現している。
P-38L-5-LO
P-38M-LO
44-53095
422-8350
アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン トム・フリードキン氏(Tom Friedkin) 非公開 修復中 一度Thoughts of Midnightという名称となったが、ローンスター飛行博物館では戻された。しかし再度修復が行われているようである。
P-38L-5-LO
P-38M-LO
44-53087
422-8342
アメリカ合衆国ウィスコンシン州オシュコシュ EAA航空博物館[38] 公開 飛行可能
P-38L-5-LO 44-53236
422-8491
アメリカ合衆国ウィスコンシン州スペリアー リチャード・I・ボング退役軍人歴史センター[39] 公開 静態展示 42-103993号機の塗装がされている。[40][41]
P-38L-5-LO
P-38M-LO
F-5G-6-LO
44-53097
422-8352
アメリカ合衆国ワシントン州シアトル ミュージアム・オブ・フライト[42] 公開 静態展示 [43]
P-38L-5-LO 44-53186
422-8441
アメリカ合衆国 エヴァーグリーン航空宇宙博物館 公開 飛行可能 [44]
P-38L-5-LO 44-53232
422-8487
アメリカ合衆国オハイオ州 国立アメリカ空軍博物館 公開 静態展示 P-38J KI-W 42-67855号機
として展示されている。[45]
P-38L-5-LO 44-53242
422-8497
アメリカ合衆国 トム・レイリー・ヴィンテージ・エアクラフト[46] 非公開 修復中
P-38L-5-LO
F-5G-6-LO
44-53254
422-8509
オーストリア ディートリヒ・マテシッツ
(フライング・ブルズ)
公開 飛行可能 フライング・ブルズ所属機としてレッドブル主催のイベントでデモ飛行を行っている。マテシッツのコレクションと共にザルツブルク空港の「ハンガー7(英語版)で常設展示されている。
2007年ころまでは白を基調とし、各翼端とプロペラ部のみ赤い塗装だった。[47][48]

  1. ^ Knaack MS (1978). Encyclopedia of US Air Force aircraft and missile systems. Office of Air Force History 
  2. ^ 坂井三郎、『大空のサムライ上-死闘の果てに悔いなし』、講談社<講談社+α文庫>、2001年4月20日、187頁。
  3. ^ ジョー・クリスティ 1984, p. 232
  4. ^ ジョー・クリスティ 1984, pp. 218–220
  5. ^ ジョー・クリスティ 1984, pp. 212–213
  6. ^ a b 鈴木五郎 1976, p. 91
  7. ^ ジョー・クリスティ 1984, p. 97
  8. ^ ジョー・クリスティ 1984, p. 161
  9. ^ ジョー・クリスティ 1984, p. 163
  10. ^ a b ジョー・クリスティ 1984, p. 181
  11. ^ 鈴木五郎 1976, p. 97
  12. ^ 鈴木五郎 1976, p. 100
  13. ^ Flying Magazine 1946年2月 P.108
  14. ^ 秦郁彦 『太平洋戦争航空史話 (上)』 中央公論社、1995年、pp.43-46, 50-52
  15. ^ Loftin, LK, Jr.. “Quest for performance: The evolution of modern aircraft. NASA SP-468”. 2006年4月22日閲覧。





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