青列車
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関連する作品
1924年にバレエ・リュスは「青列車」と題した演目をパリのシャンゼリゼ劇場で上演した。
イギリスの作家アガサ・クリスティは1928年に青列車を舞台にした推理小説「青列車の秘密(The Mystery of the Blue Train)」を発表した。
フランスの作家、ボワロー=ナルスジャック(ピエール・ボワロー Pierre Prosper Boileau とトーマ・ナルスジャック Thomas Narcejac)は、青列車が停車する13の街を舞台とした推理小説アンソロジー「青列車は13回停る」(Le train bleu s'arrete treize fois)を1966年に合作で発表した。
この他、日本では、1984年に宝塚歌劇で初演されたミュージカル「琥珀色の雨にぬれて」では、第一次世界大戦後のパリを舞台に、主人公のクロードとジゴロのルイが、パリからニースへと向かう、恋人のシャロンを青列車で追いかけるシーンがある。
レストラン「ル・トラン・ブルー」
パリのリヨン駅の駅舎内には「ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)」と名付けられたレストランがある。これは現在の駅舎が完成した翌年の1901年に「リヨン駅食堂(Buffet de la Gare de Lyon)」という名で開業したもので、1963年に現在の名称に改名した。1970年には文化大臣アンドレ・マルローにより歴史的建造物(monument historique)に指定された。1990年の映画「ニキータ」に登場する。作中でニキータが誕生日に連れていかれたレストランがル・トラン・ブルーである。
参考文献
- Dupuy, Jean-marc (3 2003). “Le Train-Blue : un survivant du âge d'or”. Rail Passion (La Vie du Rail) 68.
- Guizol, Alban (2005). La Compagnie International des Wagons-lits. Chanac: La Régordane. ISBN 2-906984-61-2
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