近鉄百貨店名古屋店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 23:57 UTC 版)
概要
1966年(昭和41年)の名古屋近鉄ビルの竣工とともに開業。「近鉄パッセ(Pass'e)」という名称を用いており、一般的に「パッセ」と呼ばれ、百貨店と呼ばれることは無い。「パッセ」とはPassion(情熱)とEnergy(活気)を組み合わせた造語であり、1998年(平成10年)3月の店舗リニューアル時より使われている。
北隣には名鉄グループに属する名鉄百貨店本店本館があり、また、南隣には同じく名鉄グループの名鉄百貨店本店メンズ館とヤマダ電機(LABI、旧・名鉄百貨店本店ヤング館)が建てられているため、近鉄パッセは名鉄百貨店各館に挟まれるように立地している。ビルの地下には近鉄名古屋駅があり、中地下1階(MB1F)に同駅の中央改札がある。さらに地下1階では名鉄百貨店本店本館とメンズ館、および名駅地下街サンロードと直結している。また、3階にもメンズ館への連絡通路がある。
業態転換
名古屋駅(以下名駅)地区には近鉄パッセのほか、前述の名鉄百貨店各館やジェイアール名古屋タカシマヤもあるが(さらに2010年(平成22年)8月までは松坂屋名古屋駅店もあった)、現在の近鉄パッセは他店とは一線を画し、若者向けのレディースファッションに特化している。1998年(平成10年)3月の店舗リニューアル前までは呉服店や宝飾品店も入居していたが、リニューアルを機に10代 - 20代の女性を顧客層としたコンセプトを打ち出すようになり、以来、呉服や宝飾品は取り扱わなくなった。また、2000年代中期までは6階にメンズファッション店が、7階に無印良品が入居していたが、これらも名鉄百貨店などへ移動したあと、レディースファッション店に置き換えられていった[1]。
近鉄パッセは名古屋地区全体を見ても有数の書籍・CDの発売記念イベントの開催地であり、特に8階の星野書店近鉄パッセ店や9階のタワーレコード名古屋近鉄パッセ店ではたびたび新商品発売を記念しての握手会などが行われている。また、1階から7階までの売場にもファッションモデルが来店することがある。イベントのスケジュールはエレベーター内モニターや掲示板などで知ることができる。店内でのインストアイベントを開催するほか、ビル屋上でイベントを開催することもある。
営業時間
営業時間は1階から7階までの売場が10:00 - 20:00までで、かつては全フロアがこれに準拠していたが、地下1階の食品売場のみ2006年(平成18年)8月より閉店時間を20:30までに延長。また、8階・9階の売場も2009年(平成21年)3月より21:00までに延長した。名駅地区の他の百貨店の営業時間に比べ、終日やや遅くまで営業している。
注釈
出典
- ^ a b https://www.n-fashion.com/fashion/archives/2011/03/16-1139.html - ナゴヤファッション協会(2011年3月16日)
- ^ a b c 五十嵐太郎監修・あいちトリエンナーレ実行委員会『あいち建築ガイド』美術出版社、2013年(平成25年)、p.67。
- ^ 名古屋支社 長縄雄輝 (2017年3月29日). “名鉄名古屋駅、面積2倍に拡張 再開発計画を発表”. 日本経済新聞Web版 (日本経済新聞社). オリジナルの2017年3月29日時点におけるアーカイブ。 2017年3月31日閲覧。
- ^ 細見るい (2017年3月30日). “名古屋駅に南北400mの超高層ビル 名鉄が再開発計画”. 朝日新聞(朝日新聞デジタル) (朝日新聞社). オリジナルの2017年3月30日時点におけるアーカイブ。 2017年3月31日閲覧。
- ^ 近鉄、名古屋支社廃止へ 中日新聞、2021年6月18日閲覧。
固有名詞の分類
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