第39回衆議院議員総選挙 選挙関連特別番組

第39回衆議院議員総選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 07:36 UTC 版)

選挙関連特別番組

  • NHK開票速報
  • 筑紫哲也のどーなるニッポン 世紀末決戦'90(JNN系)
  • NNN'90総選挙(投票時間終了と同時に出口調査の結果を発表した最初の番組である)
  • スーパータイム選挙スペシャル
  • 総選挙ワイド・ドキュメント 崖っぷちの人間模様(FNN系)
  • 選挙ステーション
  • '90衆院選徹底討論 朝まで生選挙(ANN系)
  • 1990あなたの一票(TXN系)

選挙後

国会

第118回国会(特別会
会期:1990年(平成2年)2月27日 - 6月26日
  • 衆議院議長選挙(投票者数:508票 過半数:255票)
櫻内義雄 (自民党) :507
無効         :001票
  • 衆議院副議長選挙(投票者数:508票 過半数:255票)
村山喜一 (社会党) :508
  • 内閣総理大臣指名選挙(衆議院 投票者数:508票 過半数:255票)
海部俊樹 (自民党) :286
土井たか子(社会党) :146票
石田幸四郎(公明党) :046票
不破哲三 (共産党) :016票
永末英一 (民社党) :014票

政党

公明党と民社党は、社会党が社公民路線と呼ばれる野党連立政権の相手と想定していたが、この選挙で社会党が一人勝ちしたことに反発し、社会党との連立政権協議を打ち切った。そして、自公民路線と呼ばれる保守中道連携路線が定着していった。また、共産党は消費税への反対票が社会党に集中し、自民党による体制選択の争点化でダメージを受けたため、議席数がほぼ半減した。

なお、この総選挙では宗教団体オウム真理教(現:Aleph)が「真理党」を結成し、教祖麻原彰晃(本名:松本智津夫)や信徒の上祐史浩など25人を立候補させたが、供託金没収の惨敗となった。特に麻原が出馬した東京都第4区では、開票に不正がないか確かめるため、信者3人にわざと本名の松本智津夫で投票させた上で、開票時の立会時に票を確認させた。実際には発見するのは至難の業であるが、麻原は松本票を確認できなかったことを「選挙不正」であると喧伝した(野田成人著『革命か戦争か』)。これを機に教団が武力による権力掌握に方向転換、後の松本サリン事件地下鉄サリン事件といった一連のオウム真理教事件へとつながったと言われている。

脚注

当選者注釈

  • 自由民主党
  • 日本社会党
  • 民社党
  • 無所属
  • 辞職

注釈

  1. ^ 一部(奄美群島選挙区)は改選数1の小選挙区制であった。
  2. ^ 田中角栄出身地の新潟県東日本に分類される。長野県出身の羽田孜の下では国政選挙がなかった。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai 自民党を離党し、新生党結成に参画。
  2. ^ a b c d e f g h i j 自民党を離党し、新党さきがけ結成に参画。
  1. ^ 社会党を除名。板橋民主党を結成。
  1. ^ 民社党を離党。
  1. ^ a b 社会党に入党。
  2. ^ a b c d e f g h 自民党に入党。
  3. ^ a b 自民党に追加公認。
  4. ^ 自民党に復党。
  5. ^ 自民党に追加公認。後に離党し新生党結成に参画。
  6. ^ 公明党推薦。
  7. ^ a b 社会党に追加公認。
  8. ^ 社会党籍。社会党・公明党・民社党・社民連推薦
  1. ^ 熊本県知事選挙立候補のため[8]
  2. ^ 光進事件による所得税法違反で起訴されたことによる引責のため[8]
  3. ^ 岩手県知事選挙立候補のため[9]
  4. ^ 真里谷事件(倒産したゴルフ場開発会社「真里谷」からの不明朗な資金提供疑惑)の引責のため[10]
  5. ^ 金丸事件の引責のため[11]





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