男衾三郎絵詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/18 03:07 UTC 版)
備考
- 京都に向かう吉見次郎が遠江の山賊に襲われる場面において、その山賊の中に武士と同じ物具をつけ、金髪で鼻の高い異形の武者が見られるが、北方系の人物とみられている[7]。
- 縮毛の女性が描かれた絵画資料の古例でもある[8]。
脚注
参考文献
- 橋本, 澄子 編『日本の美術 第23号 結髪と髪飾』至文堂、1968年。
- 石黒, 吉次郎「武家の物語の生成 - 「男衾三郎絵詞」「多田満仲」などから」『専修人文論集』第39号、専修大学出版局、1987年2月28日、55-84頁、ISSN 0386-4367、NAID 40002210215。
- 藤本, 正行『鎧をまとう人びと 合戦・甲冑・絵画の手びき』吉川弘文館、2000年3月10日。ISBN 9784642077620。
- 網野, 善彦『日本の歴史00 「日本」とは何か』講談社、2000年。ISBN 9784062689007。
- 黒田, 日出男『平凡社ライブラリー445 姿としぐさの中世史 - 絵図と絵巻の風景から』平凡社、2002年。ISBN 9784582764451。
- 本郷, 和人『人物選書 新・中世王権論 武門の覇者の系譜』新人物往来社、2004年12月10日。ISBN 9784404032287。
- 黒田, 日出男「第四五回大会特別講演 描かれた風俗 - 『男衾三郎絵詞』を中心に -」『風俗史学』第29号、日本風俗史学会、2005年1月30日、3-37頁、ISSN 1344-1140、NAID 40006852673。
- 岡部, 恵理子「「男衾三郎絵巻」再考 - 望ましき当主像をめぐって」『哲学会誌』第36号、学習院大学哲学会、2012年5月、53-78頁、ISSN 1344-1140、NAID 40006852673。
関連項目
- 男衾駅
- アンゴルモア 元寇合戦記 - 男衾三郎という名の流人が登場する。作中で語られるバックストーリーやキャラクター造形も男衾三郎絵詞の通りである。
「男衾三郎絵詞」の続きの解説一覧
男衾三郎絵詞と同じ種類の言葉
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