瀬戸デジタルタワー 瀬戸デジタルタワーの概要

瀬戸デジタルタワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 05:13 UTC 版)

瀬戸デジタルタワー
東方の海上の森の物見山から望む瀬戸デジタルタワー
送信所名 瀬戸デジタルテレビ放送所
局名 名古屋放送局
送信波 地上デジタルテレビ放送
送信塔 1塔(高さ245.0m、海抜高353.0m)
空中線形式
凡例
4L6段4面(NHK総合・Eテレ)
4L6段24面(CBC・THK・NBN・CTV)
4L2列4段8面(TVA)
送信放送局 NHK名古屋放送局
CBCテレビ
THK東海テレビ放送
NBN名古屋テレビ放送
CTV中京テレビ放送
TVAテレビ愛知
空中線電力 3 kW(TVA以外)、1 kW(TVA)
放送区域 愛知県岐阜県及び三重県の各一部地域[1]
受信世帯 290万世帯(CBC・THK・NBN・CTV)
310万世帯(NHK)
230万世帯(TVA)
開局 2003年12月1日
設置場所 489-0946 愛知県瀬戸市幡中町211-2
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歴史

名古屋地区においての地上デジタル放送は、2003年平成15年)12月1日に関東・近畿の両広域圏(広域放送)と共に日本国内の先行地域として開始される事が決定したが、放送開始に際し、各送信所では電波の周波数や変調方式の違いから、それまでのアナログ放送用の送信アンテナに加え、新たにデジタル放送用の送信アンテナを設置しなければならなかった。関東広域圏の東京タワー、近畿広域圏の生駒送信所ではそれまでのアナログ放送とほぼ同じ場所にデジタル用の送信アンテナ、或いは送信塔を設置して対応した(関東広域圏は2013年(平成25年)5月31日に「東京スカイツリー」へ移転)。

ところが、在名各局は老朽化による強度不足とスペース不足からアナログ放送送信所である名古屋テレビ塔及び東山タワーには新規にデジタル用の送信アンテナを設置する事ができず、アナログテレビとデジタルテレビは別の場所から送信する事になった。場所については検討段階でRADIO-i2010年(平成22年)9月閉局)と同じ三国山からの送信も検討され、実際に三国山に地デジ実験局が設置されたものの、テレビ愛知などのエリア外への電波の到達(スピルオーバー)が問題となったため断念し、瀬戸市内の住宅地である現在地に決定した。

年表

  • 2002年(平成14年)6月6日 - 起工式。
  • 2003年(平成15年)
    • 8月23日 - 塔完成。
    • 10月20日 - 試験電波発射。
    • 11月30日 - 竣工式。
    • 12月1日 - 全局30Wの小出力で本放送を開始。
    • 12月12日 - 名古屋テレビ塔と共にこの日から12月25日まで「12月より地上デジタル放送中」と書かれた懸垂幕を掲揚。
  • 2004年(平成16年)
    • 8月3日 - この日から全局共フルパワー化に向け段階的に出力を増力。
    • 9月29日 - テレビ愛知がフルパワーとなる1kWでの放送を開始。
    • 12月1日 - テレビ愛知を除く全局がフルパワーとなる3kWでの放送を開始。

放送区域

NHK名古屋放送局総合(3)・Eテレ(2))と広域民放4局(東海テレビ放送(1)・中京テレビ放送(4)・CBCテレビ(5)・名古屋テレビ放送(6))の放送エリアの目安は愛知岐阜三重の東海3県の各一部地域[1]である。また、テレビ愛知(10)は愛知県の大半、岐阜県の羽島市及び羽島郡の木曽川沿岸、三重県の桑名市、三重郡朝日町、三重郡川越町の各一部地域が放送エリアの目安となっている[1]


  1. ^ a b c 放送エリアのめやす(名古屋局)
  2. ^ 2014年(平成26年)3月31日までは「中部日本放送」。翌4月1日に中部日本放送のテレビ放送事業をCBCテレビに承継。
  3. ^ 2013年(平成25年)3月31日までは「JOAR-DTV」。翌4月1日に中部日本放送のラジオ放送事業をCBCラジオに承継したのに伴い「JOGX-DTV」に変更。


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