瀬戸デジタルタワー
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瀬戸デジタルタワー | |
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東方の海上の森の物見山から望む瀬戸デジタルタワー
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送信所名 | 瀬戸デジタルテレビ放送所 |
局名 | 名古屋放送局 |
送信波 | 地上デジタルテレビ放送 |
送信塔 | 1塔(高さ245.0m、海抜高353.0m) |
空中線形式 (凡例) |
4L6段4面(NHK総合・Eテレ) 4L6段24面(CBC・THK・NBN・CTV) 4L2列4段8面(TVA) |
送信放送局 |
NHK名古屋放送局 CBCテレビ THK東海テレビ放送 NBN名古屋テレビ放送 CTV中京テレビ放送 TVAテレビ愛知 |
空中線電力 | 3 kW(TVA以外)、1 kW(TVA) |
放送区域 | 愛知県、岐阜県及び三重県の各一部地域[1] |
受信世帯 |
290万世帯(CBC・THK・NBN・CTV) 310万世帯(NHK) 230万世帯(TVA) |
開局 | 2003年12月1日 |
設置場所 | 〒489-0946 愛知県瀬戸市幡中町211-2 |
歴史
名古屋地区においての地上デジタル放送は、2003年(平成15年)12月1日に関東・近畿の両広域圏(広域放送)と共に日本国内の先行地域として開始される事が決定したが、放送開始に際し、各送信所では電波の周波数や変調方式の違いから、それまでのアナログ放送用の送信アンテナに加え、新たにデジタル放送用の送信アンテナを設置しなければならなかった。関東広域圏の東京タワー、近畿広域圏の生駒送信所ではそれまでのアナログ放送とほぼ同じ場所にデジタル用の送信アンテナ、或いは送信塔を設置して対応した(関東広域圏は2013年(平成25年)5月31日に「東京スカイツリー」へ移転)。
ところが、在名各局は老朽化による強度不足とスペース不足からアナログ放送送信所である名古屋テレビ塔及び東山タワーには新規にデジタル用の送信アンテナを設置する事ができず、アナログテレビとデジタルテレビは別の場所から送信する事になった。場所については検討段階でRADIO-i(2010年(平成22年)9月閉局)と同じ三国山からの送信も検討され、実際に三国山に地デジ実験局が設置されたものの、テレビ愛知などのエリア外への電波の到達(スピルオーバー)が問題となったため断念し、瀬戸市内の住宅地である現在地に決定した。
年表
- 2002年(平成14年)6月6日 - 起工式。
- 2003年(平成15年)
- 8月23日 - 塔完成。
- 10月20日 - 試験電波発射。
- 11月30日 - 竣工式。
- 12月1日 - 全局30Wの小出力で本放送を開始。
- 12月12日 - 名古屋テレビ塔と共にこの日から12月25日まで「12月より地上デジタル放送中」と書かれた懸垂幕を掲揚。
- 2004年(平成16年)
放送区域
NHK名古屋放送局(総合(3)・Eテレ(2))と広域民放4局(東海テレビ放送(1)・中京テレビ放送(4)・CBCテレビ(5)・名古屋テレビ放送(6))の放送エリアの目安は愛知・岐阜・三重の東海3県の各一部地域[1]である。また、テレビ愛知(10)は愛知県の大半、岐阜県の羽島市及び羽島郡の木曽川沿岸、三重県の桑名市、三重郡朝日町、三重郡川越町の各一部地域が放送エリアの目安となっている[1]。
- 1 瀬戸デジタルタワーとは
- 2 瀬戸デジタルタワーの概要
- 3 施設
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
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