植物繊維
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 19:43 UTC 版)
JISによる植物繊維の種類
JIS L 0204-1 : 1998「繊維用語(原料部門)-第1部:天然繊維」に記載されている植物繊維には以下のようなものがある(括弧内は英語表記)[3]。
種子からの繊維
じん皮繊維
- 大麻(hemp)
- えにしだ(broom)
- 黄麻(jute)
- ケナフ(kenaf)
- 亜麻(flax)
- ラミー(ramie)
- ローゼル(roselle)
- インド麻(sunn)
- ぼんてんか(urena)
- いちび(abutilon)
- パンガ(punga)
- 青色バシクルモン(bluish dogbane)
葉脈繊維
- マニラ麻(abaca)
- アフリカハネガヤ(alfa)en:Espartoを参照
- アロエ(aloe)
- フィキュー(fique)
- ヘネケン(henequen)
- マゲイ(maguey)
- ニュウサイラン(phormium)
- サイザル麻(sisal)
- タムピコ(tampico)
果実繊維
- ココヤシ(coir)
植物由来の合成繊維
近代以降では、セルロースを溶剤に溶かして再度繊維化させた再生セルロース繊維(広義の合成繊維の一種)も発達、様々な機能性を持った繊維が開発・利用されている。(東レ「爽竹」、クラボウ「凛竹」などの竹繊維など[4]。)
更には、高分子素材をセルロースではなくとうもろこしのでんぷんに求めた「とうもろこし繊維」なども登場しており、こちらは微生物によって簡単に二酸化炭素と水に分解される性質があり、ごみとして廃棄されても環境負荷が小さいなどの特徴がある。
その他の植物繊維
月桃繊維:クラボウが月桃と綿との混紡糸を2003年5月に開発し、沖縄県衣類縫製品工業組合が取り組むかりゆしウェアの生地として供給されている[5][4]。
植物繊維と同じ種類の言葉
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